国防と言う国家の最大課題の前にも滅公奉私の人々だ。
原発に「不正部品」を納入して、運営者も業者も大儲けして喜ぶのは、ほとんど同じレベルの話だ。
「韓国水力原子力発電」(韓水原)は、国営、韓国電力(形態としては株式会社)の子会社であり、
原発の運用企業だ。
韓水原の幹部は、フランスから輸入した原発部品を出入りの機械メーカーに横流しした。
メーカーは国技のパクリ。
模造部品を作った時、横流し幹部は納入部品の検査担当に異動していたのだから、
不合格になるはずがない。
「国産化成功、万歳、万歳」だ。
別の幹部は、輸入したものの、倉庫でサビがうく状態だったシリンダーを廃棄処分するとして横流し。
受け取った業者はサビを落とし、塗装を改めただけで「輸入した新品」として納入した。
ボロ儲けだ。
2つの事件が内部告発により明らかになり、本格的な操作、点検作業が入ると、
部品供給業者八社が03年から「海外の認証機関から得るべき品質保証書を偽造し、
237品目7682個の部品を納入していたことが明らかになった」(ハンギョレ新聞12.11.5)。
同じ事件を報じた朝鮮日報の記事(12.11.6)は、部品そのものは純正品で、
認証機関への支払いを節約しただけだから、「原発の安全性そのものに問題は無い」
と当局者が語ったと伝えている。
安全性に問題は無い…、とは、本当だろうか。
続いて、180品目、部品数にして1555個が「国内試験成績書の偽造」で摘発された。
このうち海水取水ポンプは非破壊試験成績書を偽造していた(中央日報12.12.6)と言う。
証明書が信じられないとなると、何を信じればいいのか、恐ろしい国だ。
韓国政府は従来、原発の稼働率の高さを誇りとし、李明博大統領もマレーシア訪問の際には、
「韓国のスマート原発は安全性と効率性が世界最高レベル」(中央日報10.1 2.13)
と力説するなど海外売り込みに熱を上げてきた。
ところが11年9月以降は、ボロが続々と出てきた。
日本の福島原発の大惨事があった後韓国では地震も津波もなかったのに、
11年9月16日に大停電(ブラックアウト)が発生した。
これで韓国のマスコミの監視の目が強まり、韓電、韓水原も事故発生を隠せなくなった。
韓国政府が喧伝してきた「稼働率は世界最高、安全な韓国原発」とは大嘘だった。
聯合ニュースが配信した「02年以降の霊光原発の故障停止日誌」(12.11.5)には、
12年10月2日までに全羅南道霊光にある原発1から6号機で起きた27回の停止事故が載っている。
86年稼働の1号機の事故は5回、87年稼働の2号基は4回なのに、02年稼働の5号基はすでに8回、
同6号基は4回だ。
KTXと同じだ。
国産化比率が高くなるほど事故が起きているのだ。
そして、原因不明のまま、問題部品だけを交換して再稼働、…。
ああ、恐ろしい。
日本の官公庁幹部は中央日報とのインタビューの中で、「日本の大気中の放射性物質の量は少ない方だ。
数値では東京や仙台はソウルの半分程度にしかならない」(12.3.10)と述べている。
これまで放射能漏れ事故がないことになっているソウルが、
東日本大震災もの仙台より2倍も放射性物質が多いと言うものだ。
韓国の当局は、私がウォッチしてる限りでは、この件について何も言ってない。
「韓国人女性の甲状腺がんの発症率は日本の14倍」(中央日報12.11.2 )
韓国の原発は本当に大丈夫なのだろうか。
KTXと同様、韓国の原発専門家、技術者らは、どうやらシステムの深い奥の理解に至っていない。
だから、韓国では原発の核心部品を製造できない。
それでいながら「安全な韓国型原発」を、UAEからの受注実績を踏み台にして、
インド、インドネシア、ベトナム、トルコ、フィンランドなどに売り込もうとしている。
本当に恐ろしいことだ。
関連してみなくてはならないのが、日本で展開されている「原発ゼロ」運動だ。
この運動の目標が実現したら、日本は高コスト国になり製品は輸出競争力を失う。
そして、日本の原発専門家、技術者は、韓国、もしかしたら北朝鮮にも流れるだろう。
「原発ゼロ」運動に在日韓国、朝鮮人グループが介在していることの傍証は、
すでに様々と挙げられている。
「原発ゼロ」運動そのものが、日本実は日本の原発専門家、技術者を半島に招き入れる目的を、
伏流にしているのではあるまいか。
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