【嫌韓】悪韓論 56 第10章恩赦大国に腐臭なき人はいるのか 「民、民汚職」の常識

財閥系の最終組み立て企業が圧倒的に強く、中小の部品メーカーはどこまでも弱い産業構造では、

「民、民汚職」が日常的になる。

「お前のところの部品を使ってやるから、5%分を俺の借名口座に振り込め」と、

財閥系企業の役員や幹部が、中小の納入業者に要求すると言う手口が一般的だ。

そして、中規模の部品業者も、零細な加工業者に…。

下流に行くと、社長自らが値引き交渉し、値引き分を自分の個人口座振り込むように要求する。

いつどうなるかわからない所有法人の利益よりも、自分自身の利益の方が大切なのだ。

財閥系企業の役員にとっても、自分が勤めている企業とは「汚れ果てたオーナーの私物」でない。

したがって、多少の問題がある部品を使って製品の性能が落ちることより、

「わが懐」の方が優先する。

「民、民汚職」は当たり前のことに属するから、韓国のマスコミは取り上げなかったのだろうが、

前章の「サムスン、テクウィン =K9自走砲」の問題で、サムスンが内部監査に乗り出し、

オーナーの李健熙が、「サムスングループ全体に不正腐敗が広がっている」と激怒し、

懲罰人事に踏み切ったことで、マスコミも取り上げた。

傍目から見たら、脱税横領で有罪判決を受けたのに、大統領特赦で救われたばかりのオーナーが

「不正腐敗が広がっている」と激怒したと言うのだから、お笑いネタだ。

この時サムスン機関紙は社説でこう書いていた。

 「系列会社と役職員の不正をチェックする監査活動はサムスンの伝統だ。

「管理のサムスン」と言う言葉もこうした企業文化から生まれた。

サムスンに腐敗があるなら、他社も問題がないか自ら点検する必要がある。

どんな過程で不正が芽生えているか、みんなもよく知っているはずだ」(中央日報11.6.10)

何と言う開き直りだろうか。

そう、新聞の社説で取り上げることもない。

韓国人なら「みんなよく知っている」ことに過ぎないが、朝鮮日報はその前日、こう報じていた。

「家族との食事や昼白中のサウナ利用で会社の法人クレジットカードを使ったり、

取引先から飲食やゴルフの接待を受けたりする不正が多数摘発されたと言うことだ。

下請けの機械部品メーカー関係者は「サムスンテクウィンには下請け会社に発注する際、

地位を利用し、飲食接待やゴルフ会員権などを要求していた」と証言」ポストを得たら、

職権を最大限に利用して稼げるだけ稼ぐ。

どうせ長くは勤められないのだから… .。

これも長い歴史の中で生まれた「産業社会の文化」なのだ。

大学を卒業し、30歳手前で大手財閥に入社できたとしても、よほどうまく立ち回らなければ「45定」だ。

上司に認められようと必死にごますりをして、ライバルに対して讒言してまわる。

その傍ら、会社の経費で落とせるものは何でも会社に回し、小さな役得もあまさず活用するのだ。

朝鮮日報(11.6.1)、

中小企業者から取材した「民、民汚職」の実態を、もう国民周知の事実だろうに、

大概次のようにあえて報じた。

▽取引先企業の役員にクレジットカードを渡し、気軽に使ってくれと言ったら、

1ヵ月で1000万ウォン以上も使われた。

▽大企業の役員が家族と海外旅行に行くと言うので、他の納品業者の社長と金を集め、

夏休みの費用に提供したこともある。

ホテルでのプライベートな会食に呼んで、200万ウォンかかったこともある。

▽女好きの建設会社役員とのゴルフで、モデルを2人呼んだことがある。

1日で1000万ウォン近い費用がかかった。

▽大企業が「上納」要求するまで待っていたら、商売にならない。

ルームサロン(風俗飲食店)で酒をご馳走し…。

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