ソウル特派員はなぜ送稿しなかった俗に言う「従軍慰安婦」が、
戦時の商売商業売春婦だった事は明らかだ。
①強制連行の具体的証拠が全く出てこない、
②一方、業者による募集広告は、現物が残っている、
③ 1部の女性が戦後になって、戦前、戦中なら豪邸を二軒買えるほどの郵便貯金の払い戻しを求める
訴訟を起こした…、もはや議論の余地もない。
しかし、韓国側は戦後40年近く経ったあたりから「強制連行された慰安婦」であると、
その補償を要求し続けている。
2010年代に入ると、「奴隷」と言う言葉に弱い米国を意識して、
「慰安婦ではなく、実は性奴隷だった」と、嘘の上塗りを始めた。
そうした中で「朝鮮日報」が12年6月中旬、海外に大規模進出している韓国売春産業に関する
大特集記事を掲載した(日本語サイトへのアップは15、16の両日にわたる)。
私が現役のソウル特派員だったら、直ちに次のように送稿していただろう。
「韓国で最大の発行部数を持つ朝鮮日報は15日、同国の売春産業が海外に大規模進出している
現状を伝える特集記事を掲載、この中で同国の風俗店で働く女性が27万から190万人と推定され、
その1割が海外に遠征していると伝えた。
同記事によると日本には…、」と。
戦時中の慰安婦と今日の売春婦には、直接の関係は無い。
しかし、韓国の最有力紙が「性産業輸出大国、韓国の恥ずかしい現実」と言う
大見出しの特集を組んだこと自体、隣国の人間を知っておくべきだ。
ところが、ネットでいくら検索しても、日本のマスコミが直ちに特集記事を転電した形跡は皆無だった。
日本の特派員たちは何を怠けているのか。
それとも韓国への愛情が強すぎて、「韓国の悪い側面」を日本に知らせてはならない
とでも思い込んでいるのだろうか。
そうだと思う。
私が見るところ、日本のマスコミのソウル特派員には、少なくとも80年代前半から、
そうした傾向が濃厚だった。
全斗煥政権(1980から88年) の時代に日本の対韓報道で大きな問題だったのは、
情報当局による圧力よりもひ弱な日本人特派員が勝手に設ける自己規制の方だったと私は思っている。
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