0

【参議院選挙】渡辺喜美出馬会見全文

参照先:https://www.youtube.com/watch?v=2hkGjV7l1Qs

01:05:49の分を書き起こしてみました。

えー、とか、うーとかの発言は省いてあります。

──────────司会

それではただいまより大阪維新の会松井一郎代表と渡辺喜美前衆議院議員との

共同記者会見を執り行います。

まずはじめに松井一郎代表のほうから。

──────────松井一郎代表

まず最初に、本日ここで我が大阪維新の会の参議院議員候補予定者となられる

渡辺喜美さんと一緒に会見させていただきますが、

個別にですね候補予定者と代表である僕とが一緒にこういう会見することで

渡辺さんを特別扱いをしているんでないかというようなこと、

そういう風に思われるかたがあるかもしれませんがそれは一切ありません。

今回渡辺さんに我々の仲間に入っていただく候補予定者として、

参議院に挑戦していただくにあたりまして、大阪維新党内にも様々な意見がありました。

先週土曜日の執行役員会において、渡辺さんの入党と候補予定者になっていただく事を

決定していただいたわけですけれども、

ま、その以前の議論もあり、その場でも国民の皆様に丁寧な説明がいるんじゃないの

と言うこともありましたもんで。

二人でそろって国民のみなさんに説明させていただく機会を作らせていただいた。

と言う事であります。

僕から言うのはひとつです。

下地(しもじ)国会議員を通じて、下地代議士を通じまして渡辺さんが一度会いたい。

というオファーをいただいた。

そんときに僕が考えたいたのは、何らかの会う事に寄って何らかの条件づけとか、

そう言う渡辺さんからの特別扱いしなければならない、そのような条件があれば、

お断りしようと最初そう思っていました。

お会いした時に一切なにも無く、とにかく一兵卒でこちらが恐縮する位、

日本の国に自民党その他野合談合民進党だけでは日本の改革は出来ない。

我々の改革政党が必要である。

残念ながらみんなの党が無くなった。

今あるのは大阪維新の会だけだ。

だから政治家として大阪維新の会で、改革をやる仲間に入れてほしい。

この一言で渡辺さんの覚悟と言うか、本気度と言うのが僕に伝わってきました。

是非我々の足らざるを補っていただけるひとだと言う事を確信いたしましたから、

執行役員会で様々な意見がありましたが、是非これまで、まああの、

行財政改革の先駆者でもありますから、我々はその後ですから、

渡辺さんが第一次安倍内閣ですけど、行革の担当大臣をやりですね、

税金の使い方を見直して行く。一部のひとが既得権益の中でいい思いをしている。

そんな状況ではこの国は立ち行かない。

その思いで行革をやって来た。

それはまさに本物だったわけで、その後いろいろ我々維新の会との感情のもつれがありましたけど、

政治家なんて言うのは一番大事なのは政策をやり抜く事です。

今大阪維新の会に足りない、経験を補っていただけるひとだと言う事で

一緒にやる事を決意いたしました。

どうか国民のみなさんにもご理解いただきたいと思います。

──────────司会

はい、それでは続きまして、渡辺喜美前衆議院議員から一言お願いします。

──────────渡辺喜美

渡辺喜美でございます。

この度大阪維新の会参議院比例区公認候補として、御決定をいただきました。

感謝の気持ちと同時に再チャレンジの意欲を新たにしたところでございます。

私はかねて申し上げて参りました。

政治の大切なところは政策の実現にある。

なにをなすべきか、これが大事な事であってこの上に於いて誰と組むか判断をする。

と言う事であります。

これは私のオヤジから教わったミッチー語録のひとつでありますが、

なにをやるかこれが根本的に違いますと、これはそう言う人と組んでもうまくいきません。

今回私がいろいろな選択肢の中から、大阪維新の会を選ばせていただいたのは、

すべからく、なにをやるかこの政策とそしてそれを同実現をするか。

この路線に於いてわたくしが言って来たみんなの党時代の政策や路線と、

一番近いと言う事が最大の理由でございます。

政策についてはいちいち説明はいたしませんけれども、

例えば路線について私が申し上げて参りましたのは、テコの原理というものであります。

今安倍政権はかなり積極的に改革と取り組んでいます。

ですが残念なことに、自民党の中から相当足を引っ張る動きが絶えない。

だったら外側からこうした改革を進めて行く。

改革をすると言う事は戦う覚悟が必要であります。

例えば日本の経済を普通の国の成長軌道に戻す。と言うことになれば、

これは財務官僚と戦わなければならない。日銀官僚と戦わなければ行けません。

そう事を安倍政権はやっておられる。

しかしながら自民党の中を見ればですね、予定通り増税をやると言うひとのほうが

むしろ数の上では多いのだろうと思います。

そこでデフレ脱却のためには増税凍結。

こういう事をみんなの党の時代には口を酸っぱくして言って参りました。

今大阪維新の会が全く同じことを言っていただいている。

大変心強い話ですね。

ですから自民党の中にいたのでは、テコの原理は効かないけれども、

外側にいるからこそこうしたテコが効くんだ。

と言うのがひとつでございます。

そしてもうひとつこれは、路線に関する問題でありますが、

私は純化路線と言うことを言って参りました。

政党同士がくっついたり離れたりして、いわゆる私流に言わせていただくと、

切り貼り新党、こういう風にして政党を大きくしていくというのは邪道である。

今の民進党がそうですね。

一方純化路線と言うのは選挙の洗礼をうけて大きくなって行く。という路線であります。

昨年秋に誕生しました大阪維新の会は、全くその私が言っていた純化路線そのものを

今取っておられる。

これも私が高く評価したところであります。

こうしたところから私はいろいろな選択肢の中で大阪維新の会を選ばせていただき、

そしてこの前松井代表にお会いして、その旨お伝えしたところでございます。

私のほうからは以上です。

──────────司会

はい、それでは早速記者のみなさんから質問受け付けたいと思います。

質問の前に社名氏名を述べていただきまして、渡辺喜美前衆議院議員に尋ねられるのか、

松井代表に尋ねられるのか、仰有っていただいて質問のほうお願いします。

それでは挙手にてお願いします。

──────────読売新聞 にしやま氏

何点かお願いしたいと思います。

まず、松井代表に知名度がある渡辺さんが大阪維新の会で出られる事で、

参院選のプラスの影響はどういう風に考えておられるのでしょうか。

──────────松井一郎代表

選挙にプラスだマイナスだと言うのは僕自身考えていません。

ようはさっき言いましたけれど国会議員団に於いて、我々の足らざるというかね、

経験則そう言う部分を是非補っていただきたいな。ということです。

それと、渡辺さんは僕よりももちろん政治経験は上ですし、年齢も上です。

いろいろと大阪維新の会を選ぶにあたっても、色々心の葛藤のあったと思いますけれども、

そう言うものも横に置いてね、ようは経験則では僕の方が足りない、僕に対してね。

とにかく一緒にやらしてくれ。と言うことを言っていただけた。

それは僕は非常に感激をしていました。

ようは、なんだか、大阪維新の会に入ったるでぇー。じゃなくて、

もうそこにいれてくれよ。やろうよ。ということで、

ほんとにその思いを受け止めさしていただくことができた。

これが一番大きなところです。

──────────読売新聞 にしやま氏

先ほど感情のもつれと言う話があったんですけど、日本維新の会の時代に

みんなの党と合流協議があって、あれは談しましたけれども、

あれはもし合流していたら大分変わっていたのじゃないかと思うんですけど、

あの時の判断についてお二人はどう思っているんでしょうか。

──────────松井一郎代表

あの当時はみんなの党を率いていられたわけです。代表として。

みんなの党のメンバーを一番重要視する。

みんなの党のメンバーがプラスになる判断をされる。お立場にあったわけなんでね。

当時我々橋下代表でしたけど、橋本代表の当時行き過ぎた、我々はそう思っていないんですけど、

世間から見て行き過ぎた発言があるんじゃないの。

そう言う事で橋下バッシングが起こる中で、我々と一緒になると言うことになると、

みんなの党の他の仲間のみなさんに対しての責任と言うことを考えると、

みんなの党の代表である渡辺さんが踏み出すと言う事のついては出来なかったのかな。

今思えば理解できるなと思います。

──────────渡辺喜美

今松井代表が仰有られたように、当時私は公党の代表をやっていたわけですね。

みんなの党はすでにその頃三百人からの地方議員がいました。

また公募候補も含めて何十人も候補を抱えていたわけですね。

ですから、いつの時点の話をされていたのか分かりませんでしたのかわかりませんでしたけど、

例えばみんなの党を解党して合流しませんかと言うお誘いには当然これは乗れないわけですね。

連携は漢字の大阪維新の会が出来た当時からおこなっています。

2011年の統一地方選でしたっけね。大阪維新の会公認みんなの党推薦、というジャンルを作って、

たしかときに6名くらい当選を果たして、いたかと思います。

そういう人達は今は立派に二回生議員になられて、活躍していると言う話を聞きまして、

非常に嬉しい思いですね。

ですから同じ方向を向いて歩んで来た事はまぎれも無い事実であって、

その路線がその時々で対立をしたと言うのは事実であります。  

ですから今回冒頭申し上げましたように、路線において非常に一致した。

というのが私の判断に大きく関わっているところであります。

──────────読売新聞 にしやま氏

最後の一点なんですけど、橋本さんなんですが松井さんに渡辺さんと一緒に戦う事について、

橋本さんはどう仰有っているのか、渡辺さんにこの度大阪維新から出る事について、

橋本さんと何かやり取りされたことがあるんでしょうか。

──────────松井一郎代表

橋下顧問はね、政治の世界のチームはお人柄がいいとか人間性がいいとか、

そう言う事でチームを選ぶと言うタイプではありません。

彼自身が一番批判されるのはお人柄の話ですから。

だから今の維新のメンバーの中でもやはり、橋下徹としての個人の評価としてはね、

思いやりが薄いとかいろんな事を言う人がいますよ。

でもそれでも彼は政策を、実現するためにどう言うひとが集まってくるべきか、

その一点でその政党の、ある意味原理主義ですね。

(原理主義:一般に,原理原則を重視し,その徹底をはかろうとする立場)

政党と言うのは政治信条理念政策が一致するメンバーで政党が成り立つわけですから。

そこにお人柄だとか人間性は、ちょっと横に置いてでも彼の考えは政治信条理念政策が

一致するのであれば個人の一人一人の能力はそこで充分発揮されるべきだ。

こういう考え方ですから。

全く僕と同じように渡辺さんが、これまでの渡辺さんの経験が大阪維新と言う政治集団の中で、

生かしてもらいたいとこう思っているところです。

──────────渡辺喜美

橋本代表当時ですね、から何度もお電話いただいたりして来ておりますが、

昨年の秋ですか、最初九月くらいだったと思いますが、お電話でいただいた話は、

今度大阪維新の会と言うのを作る。と、ついては規約について説明したいので、

お会いできませんかと。というお話でした。

で、そう言う言葉は使われてなかったんですが、私の理解ではですね、

言ってみれば社外取締役みたいな立場で参画をしてほしいと。

という趣旨の事を、そう言う言葉は使っておりませんが、そう言う趣旨のことを

お電話で言われた記憶があります。

ただお互いの日程調整が、かなり遅れ遅れになりまして、で、十月くらいになったのかな。

そう言う話よりも当時維新の党ですか、バトルが最高潮になった当たりで、

私の経験をたしかさせていただいた。と言う事がございました。

今回は特に橋本前代表とはお話ししておりませんが、松井代表に会う前に、メールをしたところ、

松井さんは大変信頼できるひとですよ。というお返事があったと。言う感じですね。

──────────下野(しもつけ)新聞 くぼ氏

渡辺先生にお伺いしたいのですが、路線と政策が近いのが最大の理由だということで

本県の特に三区の支持者の間では渡辺先生が復活に踏み出した事が非常に高く評価する事があるんですが、

一方で大阪物理的な距離感そう言うところに戸惑いを見せるところがあるんですが、

そう言った支持者に対しては今後どう言う説明をしてきたいとお考えでしょうか。

──────────渡辺喜美

下野新聞の見出しを見て私が大阪選挙区から出るんじゃないかという

誤解を受けたかたがいらっしゃると聞いて、あ、これはちょっとPRして行かなければ行けないなと、

思った次第です。

全国比例と言うのはですね、制度自体が非常に知られていない。ですね。

私も代表をやっている時に大変苦労したんですけれど、

みんなの党の時代は九十数%が党名投票だったんですね。

ところが名簿順位があるわけでない。

従って個人名投票が多い順に当選していくんですよ。

この制度がなかなか分かっていただけなくて、個人名投票が極めて少ないと言うのが

みんなの党時代の経験でした。

オールジャパンどこでも個人名投票をしていただけるわけでありまして、

在外勤務のかたにも個人名投票であればですね応援はいただけると。

と言う事でありますから、これは比例制度でありますからどっかの政党に属していないと

この比例区からの立候補は、できないわけであります。

無所属では出来ないんですね。

ですからそのあたりではこれから栃木県のみなさんにも御説明をしていきたいと考えております。

──────────朝日新聞 やぶき氏

お二人にお伺いたいのですが、渡辺さんが代表でいらしたみんなの党が結局解党に至ってしまった。

ということ、そしてご自身の金銭に関する報道があった事、こういった事、最終的にどのように

総括していらっしゃるか伺いたいと思います。また今後どう生かしていかれるかも含めて

伺いたいと思います。

──────────松井一郎代表

まず、お金のお話ですけど、渡辺さんが司法の判断が出ました。

ようは不起訴と言う事で政治資金規正法に対して違反は無かったと。

あれだけ資料が押収される中でね、これは司法がそう言う判断をした。

これは全く問題、政治家に戻る弊害にはなりません。だから。

で、全くシロやったと言う事です。

で、民事的なところで、お借りになっていたところには返済を全て終られているわけですから、

これももう問題なし。ということです。

で、当時いろいろと言われましたけど、多少の渡辺さん自身の発言により、

疑念をもたれたと言うことはあるんでしょう。熊手の問題とかのことでね。

おもしろおかしく取り上げられた。

そういう風に思われたところがあるんですけど、

結果は全てシロだったと言うのがこれは事実なんです。

僕は全くその所は気にしていないし、またそう言う状況になったからと言ってね、

ひとってのは再チャレンジは認められると、維新のアイデンティティーとしては、

再チャレンジして行くひとにはしっかり応援して行く、一緒にやって行くと言うのが、

我々アイデンティティー(独自性、自己認識)ですから、何らそう言う事についての、

変なこだわりは僕は一切ありません。

──────────渡辺喜美

私がみんなの党を立ち上げる過程でですね、残念ながら私の個人の資産は

たいしてございませんでしたので、

お金を貸してくださると言うかたが出て来られたのは、大変有り難いことでございました。

そのお言葉に甘えてお金を借りたわけでございます。

結局この問題が公にされまして、

みんなの党のほうで当時の浅尾代表が調査委員会と言うものを立ち上げられました。

ここで弁護士さんやら公認会計士さんやら、だいたい十数名と聞いておりますが、

かなり綿密な調査をされまして、私も出来る限り協力をしまして、

二十数頁の調査報告書が公にされております。

それと同じ事を検察にも申し上げたところでございます。

これは私が個人でお金を借りたものであって、党に貸し付けたものについては、

これはきちんと政治資金収支報告書に記載されていますよ。

また、公職選挙法上これは私の個人の選挙のために借りたわけではございませんので、

何ら違法性はございません。

そう言う説明をしたところでございます。

検察のほうでは強制捜査でずいぶん、段ボール二百箱位もって行かれました。

私のオヤジが使っていた金庫なども自宅からもって行きました。

そう言うものを洗いざらい調べた上で、ま、結局これは不起訴と。

こういうことになったのだろうと思います。

解党に至る経緯はこうしたこともあるのかもしれませんが、

やはり一番大きな理由は、路線の対立だったわけですね。

当時浅尾代表は民主党と一緒にやりたいと言う事を鮮明にしておられたんですね。

私は政策実現のためには野党再編をやってもあんまり意味がないじゃないか。

それよりも先ほど申し上げたように、テコの原理で安倍政権を動かしたほうが手っ取り早いじゃないか。

と言う事を申し上げて参りました。

私が取った路線は戦略対話、つまり党首同士の信頼関係の構築からはじまった、

戦略対話を行って、段々こちらのテコを強くして行く。という路線でありました。

浅尾代表はそうではない路線に舵を切られた。

党内で激論した結果残念ながら私の方が少数派、十三対六で否決されて解党されてしまったと。

そう言う経緯であります。

非常に今思い返しても残念なのはですね、地方議員の声を全く聞き入れなかった。

これは大阪維新では考えられない事ではありますが、そうした反省に立って、

みんなの党の再興を諦め、大阪維新の会を選ばせていただいた。と言う事であります。

──────────大阪日々新聞 やまもと氏

渡辺さんにお伺いできればと思うんですが、冒頭のご挨拶の説明の中で、

大阪維新にご参加された理由でありますとか、増税凍結等々のお話があったんですけど、

改めて大阪維新に加わる事で、渡辺さんが取り組んで行かれたいテーマでありますとか、

課題についてお聞かせくださいますでしょうか。

──────────渡辺喜美

私は政治家を志したのがですね、バブル崩壊以降長期低迷長期停滞に陥った日本を復活させる。

この一点でございます。

そのためいろんな政策を一年生議員の頃から提言をして参りました。

リーマンショックの後、これ非常事態わけでこういうときには積極財政、金融緩和、

この財政金融一体政策が必要だったんですね。

ところが日本銀行も動かない、そして減税どころか増税の話までてくる。

私が手がけた公務員制度改革も進展の見込みが無い。 

行政改革も後退してしまう。そう言う形で私は自民党を離党しました。

結局今安倍政権が登場してですね、デフレ脱却は後一歩になった。

しかし残念ですが民主党政権の時に決めた増税をやってしまった結果、

日本経済に再び大きなデフレギャップをもたらしてしまったんですね。

ですからこういう事を乗り越えるためには、やはり強い政治指導の体制、

官邸主導の体制が必要なんです。

この体制を作るためには公務員制度改革行政改革が必要になります。

そう言った事を私はずーっと主張して参りました。

また、日本の統制型システムと言うのは、昭和十五年前後に出来たものが非常に多いのでありますが、

こういうものと国家公務員の人事制度とは、極めて密接に連動しております。

つまり年功序列身分制秩序の国家公務員の制度はどうしても統制型のシステムが

維持して行く必要があるんですね。

そうでないと年功序列システムの人事が回らなくなってしまうと。

という根本的な欠陥があります。

従って構造改革、規制改革と公務員制度改革と言うものは表裏一体である。

そう言った事は安倍政権下でもまだ道半ばである。

さらにテコの原理を効かして行く事が必要かと思っております。

もし私が再び国政の壇上に立たせていただければ、そう言った事を積極的に進めて参りたいと思っております。

──────────大阪日々新聞 やまもと氏

すいませんもう一点伺いたいんですけど、今大阪維新のほうで大阪の副首都化

機能とか役割とかの議論がなされているのですが、

この副首都化の考え方はどのようにご覧なっていますでしょうか。

──────────渡辺喜美

これはですね、今突然出て来た話ではなくて、実は大昔からある議論なんですね。

私のオヤジの時代にもこうした議論がございました。

まだその頃は神戸の大震災もありませんでしたし、

ただ首都直下型の地震は取りざたされたいたわけですね。

こうした議論は古くて新しい課題だと思っております。

国会等移転審議会というのが平成十一年国会等移転最有力候補地として、

栃木福島を選んだ経緯があります。

これはまた別の議論だと思いますが、東京の一極集中と言うものをどうやって是正していくか、

というのが非常に大事な課題であって、その基本認識では大阪維新の会と私の基本認識は一致するかと思います。

──────────朝日放送 つじつか氏

渡辺さんにお伺いしたいと思うんですけど、冒頭でも一兵卒でと松井代表からありました。

その一方で松井代表は経験則であったりとか遥かに上だと言う発言もありましたが、

渡辺さんとしては今後党の役員なりにつきたい、そう言う形で

もっと貢献して行きたいと言う意思はありますでしょうか。

──────────渡辺喜美

私は公認決定をいただく立場の人間でございますので、

今からですねポジションについてどうこう言う気持ちは全くございません。

──────────朝日放送 つじつか氏

では、その一兵卒でと言う気持ちが一番手前にあって、それということですよね。

──────────渡辺喜美

ですから、ポジションには全くこだわらない。ということであります。

──────────朝日新聞 こんの氏

今一兵卒と言う事だったんですけど、一兵卒としては党代表とならんで記者会見をされ、

こんだけメディアが集まると言うかなり、一兵卒らしからぬ対応されて、

それに対して大阪維新とくに大阪維新所属の若い議員、経験が無い議員の方がおおいので、

大阪中心の国会議員の中に喜美さんが入ってくると、かき回されるんじゃないかとか、

最初おとなしくしているけど段々発進力あるんでこう、暴れられて僕らがどうなっちゃうんだろうと

懸念する声が非常に多いんですがその辺、率直にどうお考えでしょうか。

──────────松井代表

あのね、そう言う荒波の中で人間鍛えられて行くもんですよ。

養殖のね水槽の中にいてね、外から何ら影響のね無いようなね、

そう言う形で政治家続けていたのでは、そらその本人が成長しませんよ。

そんな余りにも過保護なかたちでね、ずっとその政治の世界なんて厳しい世界なんですから。

まさに役人と対峙する。僕は今政治の世界から理事者になり(この言葉が聞き取れない)

大阪の場合は待ち万人を超える職員がいて、その職員に理解を求めながら、改革をする。

職員にもいろんな負担をお願いする。

そう言う事やって行こうと思えばね、ようは寝温室育ちのね、とにかく外から遮断されたところで

ぬくぬくと養殖されているようじゃ全然だめです。

まさにね渡辺さんが中に入って、いろんな形で今までの経験則のなかで

問題提起をされていくことによってみんな成長して行く。そう思いますよ。

大阪維新の会なんて国政政党になってまだ三年半なわけで、その三年半の中でほとんどが、

一期生二期生なわけなんですから。

そう言う人達がこれから日本のために、三年五年と三期四期五期となったときにね、

しっかりと役人と対峙しながら国民のために働いていけるような、そう言う政治家になるためには、

あまりにも内向き思考じゃなくて、外向きにいろんな事ができるそのためには

様々な経験をされて来た渡辺さんと言うのが、中に入っていただくほうが僕はいいと思いますね。

──────────渡辺喜美

私のほうから付け加える事はございません。

──────────朝日放送 つじつか氏

後もう一点だけ。そうしますと維新の会と言うのは、くっついたり時に離れたり、

石原慎太郎さんであったり江田けんじさんであったり、一旦は純化路線で、

大阪を原点に帰る事で、数は減るけど結束と言うか強くところがあるので、

そこに外部のが入る事でその分裂と言いますか、何か党内に、例えば東京組と大阪組みたいなですね、

が出来たりとする懸念そう言ったものはどうでしょうか。

──────────渡辺喜美

純化路線と言うのは、先ほど定義を申し上げたとつもりですが、選挙のたびに大きくなって行く、

というのが私が言っている純化路線なんですね。

ですから、大阪維新の会が立ち上がった時から私は存じ上げております。

五年前のダブル選挙でも、当時の国会議員では私一人だけ応援に入った経緯もございます。

今ひらがなおおさか維新の会が、まさに原点に立ち戻ったなと言う印象が私は非常に強くいたしました。

ですからこれは、今までの切ったりはったりする路線からまさに私が唱えていた純化路線、

そのものに回帰したんだ、と言う事がはっきり認識できたものですから、

今回おおさか維新の会を選ばせてもらった。ということであります。

私が入る事で新しい勢力が出来る事では全くないですね。

私一人が個人で入ってくるわけでありますからね。ですからご心配は杞憂ではないでしょうか。

──────────朝日放送 つじつか氏

最後にもう一点だけ。維新とみんなの党ってお互いここ数年いい時もあれば悪い時もあって、

くっつこうとしたり離れようとしたりを繰り返して、現在はおおさか維新は橋本さんが引退されて、

大阪以外では当選の拡大に苦戦されているところがあると、喜美さんに至っては

みんなの党非常に注目された時期もあったけど、いまはみんなの党が無くなって落選した身であると。

あえてこのタイミングでこの二方がくっつくと言う、運命と言うかどのようなものを感じていらっしゃるか、

最後におききします。

──────────渡辺喜美

私が落選して以降ですね、ほんとに何度も引退しようかなと思ったことがありました。

本当にご迷惑をおかけした身近な人達、これ以上迷惑をかけられないなと言う思いもありました。

しかし、一方で「渡辺さん、がんばってよ。もう一回国政で政策やってちょうだいよ。

渡辺さん信じていますよ」本当にさりげないお言葉を何人もの方から頂戴して、

やっぱり私の志した日本復活はまだ道半ばである。

もう一度国政に復帰して、この政策実現をやって行こう、そう決意する事に至ったわけであります。

このタイミングでと言うのは、物理的なタイムリミットが迫って来ているわけでありますから、

ダブル選挙があるのか無いのかずいぶんいろいろと連立方程式を解くような思いをした時期もございました。

ですが、ここはとにかく参議院比例区と。全国のみなさんに個人名投票でお願いできる、

そう言う立場を選ぼうと。という決意をしたところでございます。

──────────共同通信社 うえだ氏

渡辺さんにお伺いしたいのですが、ちょっと繰り返しで恐縮になるかもしれませんが、

維新に入られたと言う事で、これから選挙で訴えたい事、党の一員として実現したい政策について、

改めて御説明お願いします。

──────────渡辺喜美

先程来申し上げておりますように、私の問題認識はなぜ日本が長期停滞から脱出できないでいるのか、

簡単にいえば司令塔不在なんですよ。財政政策は財務官僚に丸投げをする。

金融政策は日銀官僚に丸投げをする。そうすると本来アクセルをふかさなければいけない時にブレーキを

踏んでしまったり、するわけですね。

本来増税やっちゃ行けない時に増税をやらかす。

その繰り返しがこの二十数年の失われた長期停滞になってしまっているわけであります。

従ってこうした事から脱却するためには、強い政治主導の体制、これは官邸主導と置き換えても結構です。

この官邸主導体制を作るためには、公務員制度改革が必要になります。

結局この強い政治主導の体制と同時に構造改革を進めて行く、

構造改革は先ほども申し上げましたように、国家公務員の人事制度と統制型のシステム、

これが表裏一体となっているのが残念ながら日本の構造問題なんです。

だから構造改革が必要になるわけなんです。

そう言った事をもし国政に復帰できましたら、積極的に進めて参りたいと思っております。

──────────松井代表

まずは来年四月の増税を止める。そのためには無責任な事は言えませんから。

その増税を止める事に寄る、財政への影響どう乗り切るか、

大阪府民の財布を預かる理事者のトップでもあるんでね。

おおさか維新の会が全国で広げて行きたい、まさに重要な政策ですけど、

ようは大阪では去年、人事院の勧告で公務員の報酬をあげる。という勧告がでましたけど、

政務も自民党の圧力、そして民主党も反対をしない。

結局これだけ増税をしなければならない中に於いて、ある中なのに公務員の報酬だけは、

人事院の勧告でドカーンと上がってしまう。

大阪では人事院の勧告を止めましたんでね。これ大阪しかやってない。

全国47都道府県、46都道府県、市町村まで全て勧告通りに従っていますよ。

勧告通りに従うだけの体力が実際にあるの?無い自治体も一杯あるのに、

結局はなれ合いもたれあいのね、そう言う形の中でね、

結局国民のみなさんの痛みなんて横に置いた中で自分達の身分を優遇しているわけ、

これを全国でやりたい。

増税来年の四月止める。であれば税金で生活する側は、やはり一度根本から見直して行く。

当たり前のことをやろうと言う事です。

──────────産経新聞 いまむら氏

ちょうど一年前の五月十七日、ひらがなおおさか維新が出来る遠因だと言っていいかと思いますが、

大阪都構想の住民投票敗北、そして、橋本さんの引退表明と言う出来ごとがありました。

先ほど仰有って公務員改革とか、いくら正しい論理だと思ってもそれを有権者のかたにどれだけ伝わるか、

伝えるか、と言うところで橋下元代表はかなり大きな役割を果たしたと思うんです。

今回党の政策顧問ではいらっしゃるけれども、先日代表も仰有ったとおり、

今テレビに出てらっしゃる中で、候補者まして応援演説も橋本さんはやらない。

言う中でですね、そう言う橋下さんのような強力な発進力が、無い中で初めて

本格的な選挙これどうやって望んで行くのかと言う事を伺います。

──────────松井代表

これどうやって望むのかと言うのがまさにメディアのみなさんの責任でしょう。

橋下徹と言うので視聴率が上がるとか新聞がうれるとか、

そうじゃなくて本当の意味で各党の政策をしっかり並べて、どの党が国民の財布握る預ける

ふさわしいかどうかを伝えてもらえればいいと思いますよ。

選挙は人気投票でないわけですから。

選挙は政策論争、選挙は政策を選択する場所なんでね。

で、僕はメディアのみなさんと違和感を感じるのは、みなさん人気投票で面白かったらいいんですか。

ということをね。じゃなくて、中身をしっかり伝えて行くのがメディアのみなさんの役割だとこう思いますよ。

だからぼくらは、その伝えていただくためのマニフェストはしっかり用意するわけです。公約は。

あとはね、第三第四の権力と言われる、やっぱりメディアのみなさんが自分達の責任をしっかりと、

遂行していただけたら、これわかっていただける。

さっきの話じゃないですけど、人事院の勧告制度、今回事情により止めたのは大阪だけですから。

日本中で今止めなければならない状態じゃないんですか。

増税をお願いする。増税をお願いしながらそれでもこの国が赤字国債乱発しなければ予算組めない状態で、

なんで人事院の勧告にみんなが従っているのか。よくわかりません。

これを現実実際に実行して来ているのが我々おおさか維新の会のみなんで、

こういうことを伝わって行けば、ぼくは理解していただけるとこう思っています。

──────────産経新聞 いまむら氏

渡辺代表?にもそう言った大阪都構想の敗北、おおさか維新(この後が聞き取れない)

一年後ここまで至っているのはある意味第三者的に見て来られたとも思うんですけど、

どのように?(この記者は滑舌悪く聞きづらい)

──────────渡辺喜美

都構想がこれからどうなって行くのかはいちいち申し上げませんけれども、

すでに大阪府、大阪市において例えば職員基本条例が制定されて久しいわけですよね。

ですから大阪職員基本条例と言うのは、私が手がけた身分制の人事制度を打破していくと、

第一次安倍政権の時に私がやった国家公務員制度改革は、現役の時も実力主義、

再就職する時も実力主義、これを徹底させよう。

従って採用年次、試験区分による身分制人事はやめよう。

と言う事をはっきりと法律の条文の中に書き込んだ、ところでございます。

そう言った事をすでにやっておられる。(同氏は滑舌がはっきりしているので聞き取りやすい)

のは、この大阪府市であって、さらにこの大阪府市がどのような形で次のステージに行くのか、

問題提起はすでに出来ているわけでありますから、これをさらに進めて行く歯車、しかけ、

というのが必要になるのではなかろうかともいます。

──────────社名聞き取れず とみなが氏

渡辺さんにお伺いしたいのですが、先ほどの話の中で栃木県でなく?大阪からでるのではないか、

誤解もありましたが、参院選挙を戦う上で国政政党おおさか維新の会名称としては

どのように考えておられますでしょうか

──────────渡辺喜美

はいりたての人間がですね、名称について云々言う事はまたハレーション

(ハレーション :写真で,強い光が当たった部分の周囲が白くぼやけて写る現象。

感光膜を通った強い光がフィルム-ベース裏面で反射し,再び感光膜に作用することから起こる。光暈)

起こしても困りますので、申し上げません。

色々松井代表のほうでお考えになられているのではなかろうかと思います。

──────────毎日新聞 あおき氏

渡辺さんに伺いたいのですけども、今回参院選憲法改正大きな議論になるかと言われています。

憲法改正についてはどのようにお考えか、またおおさか維新の会が掲げている憲法改正の

項目、これについてどのようにお考えか伺いたいと思います。

──────────渡辺喜美

みんなの党の時代も憲法改正勢力であると、はっきりとアジェンダに書かせていただいているところであります。

おおさか維新の会の維新八策もみんなの党のアジェンダと極めて似通っていました。

ひらがな大阪維新の会も同様にですね、統治機構の改革と言う事を掲げておられるわけで、

その大半がみんなの党のアジェンダと全く同じでございます。

従って私には何ら異存がない。ということですね。

──────────朝日新聞 きむら氏

渡辺(代表と言いかけてやめた)さんにお尋ねします。

選挙の戦いかたなんですけど、先ほど言及されたように全国比例と言うのは非常にむずかしい

選挙になろうかと思いますけど、

あえて全国比例を選ばれた理由とですね、そのなかでどのように選挙戦を戦って行くか、

そのへんの心づもりポイント、その辺のところお考えがあればお聞かせください。

──────────渡辺喜美

私が落選しててんかの素浪人になった後もね、全国の方々からがんばってくださいよと言う

エールをいただいて参りました。

こんなところに応援してくださるかたがいたんだ、と思う事も何度もありました。

やはりそうした声に向き合うためには、全国比例と言うのが一番いいのかなと思ったりもしました。

ただこれは非常にむずかしい選挙であります。

そもそも制度自体が知られていない。

個人名投票の多い少ないで当選が決まるんです。と言う事すら知られていない。

私が公認として決定をいただいた翌日の地元の下野新聞を見たかたから電話がかかってきましてね。

「渡辺さん名簿順位は大丈夫なんだべ」という話なんですね。

「名簿順位って無いんですよ」という制度の話からはじめないと行けない。わけでして、

これは空中戦の世界ではないな。つくづく思いましたね。

全国比例と言うのは非常に地上戦が大事。本当にですね今から作るのは至難の業かと思いますが、

いろいろなネットワーク小さなものをですね、あちこちに作って行くしかこの地上戦を戦う手段方法が無いのかな。

ウルトラCは無いんだなと言う事をつくづく感じております。

そもそもこの全国比例区は、ビラが25万枚、選挙ポスターが7万枚、それから法定葉書が15万枚、

さあ、これどうやって配るか。

そう言う事から非常に頭の中がですね、フル回転しているような状況です。

──────────朝日新聞 やぶき氏

先ほどのみんなの党の解党の事で追加で伺いたいんですけど、

維新も集まったり離れたりしたことがあったんですけど、

そう言った経験を生かしてですね、今後そう言うことにならないためにどうしたらいいか、

ご自身の中から教訓がもしあれば、お二人ともお願いします。

──────────松井代表

ま、政治の世界と言うのは、こうすれば絶対変化しないとか、そう言う離合集散ないとか、

きちっと決まった処方箋があればね、どの政党もこんな事にはなりませんよ。

そう言う事も経験しながらね、経験を積み上げた中で、改革政党、自民党でもない、

野合談合の民進党でもない、改革政党としてのね、立ち位置ポジションをね、

国民の皆様に理解をいただければ、有権者を裏切る事無く改革性党の一員としての、

活動をね、一人一人の政治家というのはその重みと言うのは分かるような政党を作って行くしか無いな。

と思いますね。

──────────渡辺喜美

あの、やはりですね、まずなにをやるか、これが違いますと必ずたがが緩みます。

民主党の分裂劇がその典型例ですけれども、結局増税を決めてしまったわけですね。

そんなマニフェストのどこにも出て無いじゃないか。

という人達が分裂をした。

ですからなにをやるか、これは最低線一致大事なところは。細かいところは別にして。

大事なところは一致が必要です。

次にその政策をどう実現するのか。

この路線これが違いますと、議論が空回りしてこれもまた分裂に行きます。

三つ目に大切な事はやはり信頼ですね。

ああこの人達とは一緒にやって行けるか、ある程度まで御任せでいいか、

こういう信頼が必要であります。

これがありませんと議論を百万遍繰り返してみても、これまた議論が空回りしてしまう。

と言う事なんですね。

そして四つ目は覚悟ですね。

覚悟があんのか無いのか。つまり選挙に落ちてでも自分の信頼を全うする。

そう言う覚悟が共有できておれば、分裂を繰り返すことはなかろうと思います。

──────────朝日新聞 やぶき氏

七年前のみんなの党の結党出ていたんですが、今一通り今回の会見の中で仰有っていた事と

一環してあんまり変わっていないように感じるんですが、

ぶれていないと言うのもあり、みんなの党の教訓からなにを学ばれたのか是非伺いたいのですが。

──────────渡辺喜美

(終始緊張していた様子でしたが、この部分だけ満面笑み)

私は終始一貫おんなじ事を言っております。

壊れたテープレコーダーかもしれませんけれども、

全く同じ事を繰り返し繰り返し述べて来ております。

みんなの党が残念ながら解党されてしまった。

それはひとつには私の責任でもあります。

私がやはり創設者としてですね、その任務を全う出来なかった。

と言うところに一番大きな原因があったわけですから、

これはその責任を回避するつもりはございません。

みんなの党が解党に至ったいろいろな要因の中でですね、

肝心な事について最初から封印をして来たこともありました。

例えば集団的自衛権について、私は行使容認派でありましたが、

最初からこれに反対をすると言うひともいました。

ですからなにをやるか、大事なところは最初から一致させて行く必要があります。

次に路線、これもみんなの党が解党に至った原因のひとつでありますが、

とにかく野党再編なんだ、自民党に対抗できる一大勢力を作るんだ、

これは小選挙制度が出来て以来、魔法の言葉として通用してきました。

しかし私のように政策の実現こそ、政党の使命だと考える人間は、

2013年の参議院選挙でいい悪いは別にしてねじれが無くなっちゃった。

国会の中で衆議院も参議院もどっちもねじれが消えてしまった。

そう言う中でどうやって自分達の政策を実現して行くか、

これを考えたらテコを使ったほうが手っ取り早いじゃないか、

野党再編と言う言葉は私は一度も使ったことはありません。

政界再編と言う言葉は使って参りましたが、野党再編では政策の実現はおぼつかない。

という意味からでございます。

従って路線と言うものは残念ながらみんなの党では、一致を見なかった。

最後は民主党と一緒になりたいという人達、それから政党交付金を分割して国会議員だけに配って、

解散しちゃおうと言う人達、そして、私のようにみんなの党は存続すべきだと言う人達に分かれて

我々が少数派になってしまった。というのが解党に至った教訓ですね。

まとめて言えば先ほど申し上げたとおり、なにをやるか、それをどう実現するか、

政策路線が一致している事が大事でした。それがなかった。

それから覚悟と信頼、これがなかった。

そのあたりがみんなの党の解党の失敗の教訓かとおもいます。

──────────司会

質問が無いようでしたらこの辺で終了いたします。

──────────野合

組織などが何の原則もなしに一体化すること。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ページトップに戻る↑                           ページ一番下へ↓