日本は今、極めて厳しい状況に置かれています。
我々は戦後の平和ボケを払拭して、時代が変わったことを認識すべきです。
通常戦力においては、「自分の国は自分で守る」自助独立の体制に舵を切らなければ、
アメリカと一体になって抑止力を発揮する事はもちろん、
自らの国を守りきることすらできません。
実力がない防衛組織体では足元を見られてしまい、抑止効果を発揮することができません。
これまで、日本がとるべき防衛戦略について述べてきましたが、
既にお分かりのように、現在の自衛隊の組織や人員規模、装備システム、
弾薬等の備蓄では中国の短期 ・高烈度の決戦に対して国民を守りながら、
耐え、立ち向かうことはできないでしょう。
そのため、まずはもう一度防衛計画の大綱を見直し、
現状の2 ~3倍にする覚悟がなければなりません。
迫りくる中国の脅威、さらにアメリカの軍事戦略の変化と言う2つの事象は、
間違いなく日本に新たな危機を及ぼし、課題を与えます。
そうした危険性を訴え、大きな課題を明らかにして、
これからの日本の防衛のあるべき姿を再考する機会を提供しようとの思いを込めて
本書は書かれています。
それでも国民が危機を自覚せず、自立の意思を持たなかった時、
日本は本当の危機に陥るのではないでしょうか。
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【日中もし戦わば】今後の日本に迫る課題と進むべき道を考える
Posted in: 日中もし戦わば
– Posted on 2021/03/07
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