【嫌韓】日本ルネッサンス

週刊新潮から。

日本ルネッサンス

公明党を動かす鍵

いかにして日本を守るのか。憲法改正と改革をどう進めるのか。

安倍自民党は戦略の変更を迫られている。

どの新聞も大きく見出しにとったように自民党は57議席を獲得、

14議席の公明党と合わせて与党は71議席を獲得した。

非改選と合わせて両党で1414、日本維新の会の16を足しても157議席である。

全体の245議席の3分の2 は164とすれば、少なくとも7議席不足だ。

自民、公明、維新が一致協力して憲法改正に取り組むと仮定しても、数が足りない。

それなのに、その苦しい中で公明党の山口はどう見ても憲法改正に後ろ向きだ。

こうした状況について「産経新聞」の前政治部長の石橋文登が語る。

「会見勢力=自民、公明、維新と言う数式にもはや縛られるべきでは無いのです。

共産、立憲民主、社民を外してその他の野党との協力体制で改憲勢力を形成する戦略に切り替える時です。

その方が自公で3分の2を確保するよりも、改憲実現の可能性はあると思います」

自民の113に国民民主の21、維新の16、それに与党系無所属の3を足すと153議席である。

国民民主の全員が自民党と協力する事はありえないために、これは楽観的すぎる数字だ。

それでも、このように自民党が軸足を公明党以外に移すことが大事なのだ。

公明党だけが組む相手ではないことを、実際の行動で示すことが、結果として公明党動かすカギとなるだろう。

安倍首相は選挙戦の後、各社のインタビューに応じ、「2020年には憲法改正を成し遂げたい」と答えた。

このいつもの決意表明に、日本テレビ解説委員長の粕谷賢之が、

20年に憲法改正を施行したいと言う意味かと追加質問した。

総理は、「そうです」と回答した。

「産経新聞」政治部長の佐々木美恵氏は22日一面の記事で、

21日夕、首相が東京、富ヶ谷の私邸で麻生太郎副総理と会談し、

「憲法改正をやるつもりだ」と語ったことを、「今後の1年が勝負の年になる」

との認識を共有したと報じている。

国際情勢の厳しさをよくよく実感している

からこその首相の決意であろう。

その決意を私は大切に思う。

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