【嫌韓】韓国ウソの代償 67 「東アジア共同体」と言う虚しい幻想

鳩山由紀夫元首相は「東アジア共同体」と言うものを掲げていた。

これは、東アジアにおいて構想されている地域共同体で、

一般には東アジア地域の経済k圏構想により、米国やEUに匹敵する勢力を成立させようとする概念だ。

日本では、対米追随がけしからんから東アジアだけでなんとかしようと言う

自主独立路線の意味で使われることが多い。

米国頼みではなく、中国も韓国も北朝鮮も全て等距離で物事を処理すると言う理想論だ。

だが、外交はリアリスティックに考えなければならない。

いくら理想を掲げても、国力や軍事力が全く違う。

これは悔しいが、日本は自主独立ですべての国と等距離の外交をやるのは不可能だ。

だから強いものとくっつくのが楽なのだ。

でも左派は「それはダメだ、こうあるべきだ」と言う。

しかし、すべての国が1位になれるわけがない。

必ず序列がつく。今の世界では、米国以外は1位になれない。

中国がトップになろうとしているかもしれないが、当面は米国のトップが続くから、

日本は日米同盟を継続させている。

仮に中国がトップになれば、属国にならないレベルでくっつけば良い。

そうなると、沖縄を中国に供出しなければならなくなるかもしれない。

米国も凶悪ではあるが、沖縄を返還してくれたからまだマシだったと言うレベルの話だ。

すべての国は野蛮国家だというのが、国際政治の前提だ。

左派のように、かくあるべしを求めても意味がない。

その中でどう生きていくかを考えるしかない。

かつて、日本が国力を強め、円をもっと広めて「アジア通貨圏」を作るなんて話もあった。

保守系の中にも、自主独立を主張する人はアジア通貨圏に憧れがあったようだ。

日本の経済成長が進み、アジアの覇者になると思っていた矢先に出た構想だったが、

米国にがつんと叩かれてしぼんでしまった。

通貨は国力を示すが、先に通貨があるわけではない。

国力が強ければその通貨が世界で使われると言うだけだ。

その意味でドルは米国の国力の反映である。

ユーロもそうで、その次に日本円がくる。

米国と二大巨塔になると言う前提なら、東アジア共同体と言う話に行き着く。

だが、それを米国が許すはずがない。

米国がナンバーツーを叩くと言うのは、もはや国際政治の常識だ。

だから中国も許してもらえない。

米国は必ずトップでなければならないのだ。

日本は平成の最初に叩かれて、内政も失敗したことで失われた30年に突入してしまった。

1980年代はバブルがすごくて、日本は世界最強国になると思っていた。

地価が高くなって、日本の土地を担保に米国全土を買えるとまで言われていた時代だ。

それが平成になって30年間、その勢いは一切なくなった。

韓国も1時、日本が凄いときに擦り寄ってきた。

今は中国に擦り寄っている。

日中韓で仲良くしようと言うのは、実は日本が覇権を取ると言う前提に立っている。

保守系は対米追随でなく自主独立を主張するが、それはみんな一緒にやりましょうと言う

社会主義的思想だからどうにもならない。

鳩山元首相が真面目に日米中の正三角形をイメージし、米国と距離を置くと

言ったから大変だった。

リベラルな外交したらどんなにひどいことになるかよくわかった。

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