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【政治経済】文字起こし トランプの考え方とは 藤井厳喜

2017/05/18

藤井厳喜氏がトランプ米大統領の考え方を語る。

参照先:https://www.youtube.com/watch?v=ZJfWvPw3zW4&t=25s

──────────新唐人 アナウンサー

みなさんこんにちわ、東京クールアイズです。東京クールアイズは日本の立場から、

現代国際社会および、過去の歴史真相を話題にして、様々な専門家をお招きをして

お話をする番組であります。

今日は国際政治学者でいらっしゃいます藤井厳喜先生にお話をお伺いします。

宜しくお願いします。

藤井先生皆さんご存知のようにアメリカ大統領選の時に

みんなヒラリー当選すると予測している中でですね、

一貫してトランプさんが当選すると確信していたのは藤井先生であります。

その結果皆さんご存知のように、トランプさんが当選しまして、

まずはですね最初に藤井先生に、お伺いしたいものはですね、

トランプさんの当選は東アジアにどのような影響を与えるのでしょうか。

──────────藤井厳喜

トランプは基本的に米中対決自体、米中のぶつかり合いですね、

米中新冷戦と新しい冷戦と言ってもいいと思いますが、それをですねアメリカ側でしっかり戦い抜く。

そういうスタンスの大統領だと思います。

これ日本にも台湾にもアジアの自由主義国家にはプラスの政権が生まれたと思っています。

もしヒラリークリントンが当選してますとね、彼女は一般には知られていなかったかもしれないけれど、

非常にプロチャイナ親中派でしたのでね、クリントン財団というのがあるんですけど、

ここのお金の流れ見ているとね、チャイナ関係の寄付がものすごく多いんですよ。

サウジアラビアとチャイナが一番大きかったですね。

これ隠れでもないですけど僕らは堂々たる親中派だと思っていましたので、

非常に危ないなと思っておったんですが、日本対して悪くなるなと思っておりましたけどね。

トランプはそうじゃないのでこれはなんやかんや言っていますけど、

結論から言って世界の覇権国家ね、アメリカこれを世界のナンバーワン強い国アメリカと

いうものをなんとか維持していきたいというのがトランプの本音です。

ただしアメリカはかつてのような経済力がないから、同盟国関係も今までみたいに

一方的にアメリカが日本を守るとか、NATOもアメリカが過分の負担をするとかいうことはできない。

だから同盟関係をもう一度洗いなおさなければいけない。

だけれども強いアメリカ、これがねトランプの政策の彼が言っていること

ずーっとフォローくるとね日本や韓国からアメリカ軍引くぞというのはブラフであって

彼が一貫して言ってきてることは、強い国アメリカの再建、なんですよね。

ただ経済力がないから同盟関係にはもう一度洗い直してそれぞれ同盟国の負担も求めていくと。

そういう結構常識的な路線なんですよ。

彼は基本的に言うとロシアとチャイナと基本的に親露反中です。

それは非常にはっきりしている。

それが今後全ての基本になっていくと思います。

──────────新唐人 アナウンサー

先ほど先生の話の中にあったのはですね、米中新冷戦ことばなんですけど、

冷戦はですね旧ソビエトの崩壊とともにですね、既に終わったと思われているんですけど、

その新冷戦というのはどういった、いつごろから始まったんでしょうか、

それともどういう概念、新冷戦。

──────────藤井厳喜

それはねぇ、冷戦コールドウォーはソ連とアメリカの対立。

これは1991年にソ連が崩壊して終わったわけです。

アメリカが勝ったし我々も勝った側だと思ってますけどもそのあとソ連に変わって、

アメリカの覇権ね、アメリカは間違いなくヘゲモニーを持っていると、世界の一番強い国だと、

これにチャレンジしてきている国というのは中国共産党しかないんですよね。

中共帝国しかないんであって、これを堂々と彼らは口に出して言うようになってきている。

そうすると東アジアを中心に、アメリカのナンバーワンであるアメリカの覇権に挑戦する形で、

チャイナの形が伸びていると、でもってこれがユーラシア大陸の東の端でも西の方にも

彼らはどんどん伸びています。一帯一路とかね。

アメリカの覇権にチャレンジしている国であることは間違いない。

そしてそのチャレンジをアメリカがどう避けるかというのがこれからの

世界の国際関係の一番大きなストーリーはこれです。対立軸は米中。これしかない。

ロシアはアメリカと対立しようと思っていません。

彼らはかつてのような大国なりたいけれどできないのはわかっているんで、

ユーラシア大陸の真ん中でロシア、ベラルーシ、白ロシアともいうんですね。

ウクライナの東半分ぐらい、カザフスタンぐらい、これをプーチンの言葉で言うと、

ロシアの言葉で言うとユーラシア関税同盟を作るというんですよ。この4カ国ぐらいは自分たちの領域にしてそっからじわじわと力を広げて行きたいと。

しかし経済力から何から、そんなにないのはわかっていますので、アメリカにチャレンジはしません。

──────────新唐人 アナウンサー

チャレンジできないというのは経済にとっては負けているから?軍事力はまだ?

──────────藤井厳喜

軍事力はすごいけど、経済力が基盤で軍事力があるんであって、嘗てのようなソ連、

15の共和国をまた束にしてまとめるか、そんなことはとても無理、できない。

非常にプーチンは保守的というかじわじわとやってます。

スターリンと一緒ですね。一歩ずつやっている。

恐らく、ウクライナの西半分は諦めると思いますが、東半分クリミヤとは、

あそこはロシア人が多いから、あそこはロシア圏になっちゃう。

そうすると彼の頭の中では3カ国半ぐらいでとりあえずまとめていくか、中央アジアとか、

東西ヨーロッパ、じわじわ影響力を拡大してくると。そういう作戦だと思います。

──────────新唐人 アナウンサー

で、今年の2月9日に安倍総理が訪米しまして、

トランプ氏からですね日本は重要な同盟国である。

常に日本と一緒にいると応援のメッセージもらいました。

安倍さんの帰国後にですね、訪米の成果アピールしました。

二ヶ月後に中国の国家主席習近平も訪米しまして、訪米中にアメリカはシリア攻撃行いまして、

で、攻撃したあとトランプ氏自ら習近平に打ち明けたんですよ。先ほど攻撃しまして、

習近平はその場を、その場で席を立って、その場をあとにするのではないかと心配していたんですよ。

トランプ氏ね。で、結局ね習近平はですね、

子供を殺したからね攻撃してもしょうがないですよと答えたんですよ。

で、トランプ氏はホッとしまして、そのあとインタビューで、

テレビインタビューで、習近平に対する印象はどんな印象ですかとトランプ氏に聞いたときですね、

トランプ氏は「まぁ、尊敬する方である」という風に評価したらしいです。

その後異なる場で、習近平褒めた場面ですね、しばしばあったんですけど、

これはトランプ氏の芝居でしょうか。

それとも本当にトランプ氏と習近平二人の間にうまがあうってことになるんでしょうか。

わからないですけど。

──────────藤井厳喜

うまは合いませんけど、そういうのをデプロマティックリマークス、外交辞令というんです。

半分ウソで半分お世辞なんです。だけどのそれどういうことかというと、

日米関係は非常にうまくいった。日米首脳会談、うまくいったってのはどういうことか、

どういうギブアンドテイクがあったか、アメリカからすれば日本はね、

アメリカからは貿易黒字稼いでいる。アメリカはものすごい貿易赤字がいまだにある。

日米の貿易ではね。それどうにかしてくれということなんです。アメリカからすれば。

アメリカでもっと質の良い雇用を生んで、要する日本の車は、

車の市場で言えば3割以上のマーケットを持っていますアメリカで。

もしその3割がメイドインアメリカの車だったら、アメリカはもっと景気が良くなる、

それ単純な考えですよね。

だけどもそういう状況だから安倍さんどうしてくれる。

というのがトランプの立場、だけど去年の11月にもあったでしょ、

大統領当選直後に安倍さん会ったわけトランプタワーで。

その時から日本側もね一生懸命根回してね、だいたい日本側がは言ったのはこういうことで、

日本はいっぱい貿易黒字を稼いでいます、本当です。だけど他の数字もみてください。

今アメリカの連邦政府の借金、アメリカの国債、一番持っている国はどこですか?

──────────新唐人 アナウンサー

中国ですか?

──────────藤井厳喜

いえ、日本です。日本がナンバーワンで、今チャイナはどんどん売っているんですよ。

外貨が足んなくなっちゃったから。で、また日本がナンバーワンになったと。

しかも日本が持っている国債はロングタームのものが多い。

チャイナが持っているのはショートタームのものが多いんですね。

我々はねあなたの国の借金のファイナンス一番やっている国じゃないですか。

二番目にチャイナは貿易、日本の何倍も貿易アメリカは黒字あるけど、

アメリカに再投資どれだけしていますか?日本は稼いでいますけど、

アメリカの国債買うだけではなくて、アメリカに投資している。

アメリカに投資してアメリカに100万人くらいの雇用を生んでいるんですよと。

それから日本から輸出したいろんな電子部品とかそういうものがアメリカで組み立てられて

ヨーロッパとか外国に輸出しております。と、実はアメリカの黒字も稼いでいるんですと。

そうなっていますんで、チャイナの貿易黒字と日本の貿易黒字意味が違うんですと。

という話をしたんです。日本は円が安くてアメリカへに対する輸出が簡単で、

困るじゃないかってたけど、それは、アメリカがかってやってきたね、

日本で日銀向こうでFRB金回り良くするために、金融緩和をやっているだけで

日本の政府が日本銀行が直接為替市場に介入して円安にしたことは一回もないです。ここんとこね。

その金回り良くした金融の量的緩和というやつですけども、民間にお金をどんどん流した。

それだから自然に円はドルに対して安くなった。

これはオタクの国もずっとやっていたことでしょ。

QE(クオンティティブ イージー?)といってワンツースリーでやったわけです。

それと同じことをやっているだけであって為替操作はしていませんと。

安倍さんがおそらく言ったのはこれから、確かにアメリカ貿易赤字いっぱいあります。

解消するにはいくつか手段があります。

アメリカのハイテク兵器、これをいっぱい買いましょうと。

アメリカも防衛予算あまり使いたくない。それが本音でしょう。

ですから日本はもっと自衛隊の(ここが聞き取れない)拡充します。

そのためにアメリカの兵器ね売っていただかないといけない、それどんどん買いましょう。

じゃあその方向でいきましょう。

ということでギブアンドテイク、トランプさんはビジネスマンですからなんでもギブアンドテイク。

──────────新唐人 アナウンサー

そうなんですよ。トランプさんはそのこと知っているですかね。

日本はアメリカの一番、国債持っているですけど、どんどん更新ているということはつまり、

アメリカには100万人の雇用創出ですね出しているという、こういう事実知っているんですか。

──────────藤井厳喜

知っている。

日本側が向こうに言って、向こう側に日本が教えたんですよ。

それはアメリカ政府が出している統計の数字だから。彼は数字を見せれば信用する人です。

ビジネスマンですから。「あそうか」

だったらチャイナを責める攻め方と日本を責めるときは違ってしかるべきだと。

日本にはねもっと兵器買ってもらいましょう。

アメリカの防衛予算を、日本が増額してもらおうと。

それでいけばねウインウインじゃないかと。

──────────新唐人 アナウンサー

貿易のバランスも取れるし。

──────────藤井厳喜

そうそう。貿易赤字黒字の話を首脳会談で出させなかった。根回しの段階でね、

全部やったわけですよ。その問題についてはトランプ言わなかった。

それから、もう一つもっと大きいのはトランプさんが一番やりたいことは何かってたら、

戦争じゃなくてアメリカ経済復興することなんですよ。

そのために国内のインフラ投資をやると言っている。今アメリカの国内のインフラ、

鉄道だとか高速道路網、これはもう第三世界並みになっちゃった。

言ってトランプは嘆いているわけです。そのためにはものすごくお金がいる。

それやんなきゃいけない。それ日本は50兆円出しますって約束したんです。

それ新幹線とかそういうもの作って欲しい。とりあえずお金貸しますってことなんですよ。

だから日本がね50兆円持ってきてね、インフラ投資やってくれるんですよ。

もちろん高速道路も有料にして30年で返してもらうとかね、そういうことですよね。

そこまで言ってくれているんだから歓迎しかないじゃないですか。

──────────新唐人 アナウンサー

それはですね安倍さんトランプさんの機嫌をとるためにそれわざわざ投資していくんですか。

──────────藤井厳喜

もちろん、だけどそれは日本にしてもインフラ輸出というのは、

日本のこれからのね発展途上国にとっても一番大きな輸出アイテム。

自動車とかそういうもんじゃなくて、半導体じゃなくて、

インフラそのものシステムの輸出なんです。発電所とかね。

そういう高速道路とかね、日本はクオリティの高いインフラを輸出しますと。

それをアメリカでやるというんだから、とりあえずファイナンスができないというと、

ファイナンスも含めて。例えば三菱銀行、三井住友銀行、そういうところがロングタームで貸しますと。

コンソーシアム作ってね。

それで30年で返してください。という話をするわけですから、

それトランプさんからしては願ったり叶ったり。

でね、そりゃ安倍さん安倍さんと抱きつくわけですよ。

それを安倍さんはうまーく向こうが何を望んでいるかわかった上で

なるべくウインウインの関係を作ろうということで、また苦労もされたとも思うけど、

基本的に上手い具合にトランプのエネルギーを誘導したと。思います。

米中関係は全然違ったと思いますよ。

──────────新唐人 アナウンサー

習近平が訪米する前日にですね、ミサイルを発射しましてこれはどう見ても

習近平が望むことではないと思うんですけど、核実験を行うと明言した北朝鮮を牽制するために、

アメリカはねカールビンソン、北朝鮮の海域に派遣したんですけども、一応到着した後に

すぐにアメリカと韓国の間で軍事演習を行いました。二ヶ月やりました。

それに対抗して北朝鮮は最大規模の砲撃演習をやったんですね、

誰にしてもねこれから朝鮮半島にね、一触即発の状態にあるのじゃないかみんな心配していたんですよ。

おそらくマスコミとか東アジアのね国々みんな心配していたんですけど、

で、いきなり五月七日米朝極秘協議の方向に展開していきました。これね私から見ると、

もしかして中国がそこで、斡旋した結果ではないかと私思うんですが、

先生どう見てらっしゃいますか。

──────────藤井厳喜

そうではないと思いますよ。前から米朝、アメリカと北朝鮮ずーっと水面下でコンタクトとってきた、

ずーっと第三国で続けてきましたからね、格別なことはない。

僕は北朝鮮が暴発するというのかな、4月中にね。4月には北朝鮮人民軍85周年とか、

金日成生誕150周年とか、そん時になんかやるんじゃないかと、

核実験するんじゃないかそうしたらアメリカ報復するんじゃないか、

あるいは極端な人はエックスDとか言ってね、

北朝鮮が日本にミサイル撃ちこんでくるんじゃないかとか、非常に追い詰められちゃって、

北の金正恩独裁者がね、ちょっとはっきり言えばやけのやん八になって、

日本にミサイル撃ち込むんじゃないかと言ってましたけど、私はそれ全然心配していなかった。

──────────新唐人 アナウンサー

ほう。それはなぜでしょう。

──────────藤井厳喜

日本人がね、そういうことでね国防ということで危機感を持つのはいいことなんで、

僕はあんまり口を挟みませんでしたが、本気で藤井さんどうですかってたら、絶対ない。

絶対北朝鮮はミサイル飛んでこないし、アメリカも爆撃したりミサイル撃ち込むこともないですよと。

未来永劫ないんじゃなくて、当面はないです。と、4月中とかそういうのはない。

一番大きな理由はねぇ、五月九日の韓国の大統領選挙ですよ。

これはムンジェイインさんという人が勝った。

ムンジェイインさん彼の過去の行動ね、それと発言聞いてますと本当に親北朝鮮の人です。

信念の人です。自分の親分が盧武鉉だった。盧武鉉さんも親北だった。

わけだったわけで、今度三代目の親北朝鮮大統領です。

一番初めは金大中さん、それから盧武鉉、それからこんどですね。

盧武鉉さんは大統領辞めた後、保守勢力の追求に会って自殺しちゃった。

彼はどうもムンジェインさんはすごい韓国の保守派に恨みを持っていて、

自分の兄貴分というか尊敬している政治家を殺した。

と、彼はますます親北朝鮮、あの人生まれは北なんですよ。

だけど韓国ですごい貧乏したんで財閥が本当に嫌いなんです。アンチ財閥。

で、アンチアメリカでアンチ日本です。反日反米親北そして親中国共産党。

非常にはっきりしていますよ。大統領選挙の末期とか当選した直後とかはね、

さすがにアメリカにおべっか使うとかそんなに露骨には言っていないけども、

もうTHHADミサイル配置は反対。そして日韓合意は破棄。はっきりしていますよ。

それずっと言ってきた。彼選挙運動でガンガンやったんですから。

(日韓合意は)絶対破棄。ま、再交渉と言っていいけど、破棄すると。

それでもって北朝鮮に対しては、ひたすら北朝鮮が喜ぶことをやる。

金大中さん太陽政策といってたけど。

向こうがミサイルが飛んで来ようが何が飛んで来ようが、いつも太陽政策。

笑顔で太陽政策なんです。向こうの言うことを聞くということです。

例えば韓国の大統領選挙の時にディベートやった。

アメリカがもし北朝鮮を先制攻撃するとしたら、あなた方どうしますと、

四人とか五人の候補に聞いたんです。

そしたら5人の候補の方が言ったのが皆同じで、中国とアメリカに電話して相談する。

バカなことを言ったんですが、ムンさんが一番すごくて、北朝鮮にホットラインで

あらゆる連絡手段をとって北朝鮮に連絡をして危険な行動をやめるように要請すると。

ということはアメリカが先制攻撃するって言ったのを教えるってことだよね。

北朝鮮にね。

──────────新唐人 アナウンサー

情報を漏らすということですね。(笑)

──────────藤井厳喜

そうそう。それ言ったのはさすがに文さんだけ。

北朝鮮にしてみればムンジェインが勝つということは北朝鮮が勝つということなんです。

こんなに素晴らしことはないんで、この日にミサイルなんかぶち込んでね、

この大統領選挙を台無しにするなんてありえない。

予想通り彼はかなりの圧勝でした。勝った。

するとこれから非常に彼の本音がはっきりしていますから、ムンジェインさんを甘く見ちゃいけない。

あの人は信念の人ですよ。

本音を言ってきたし、選挙戦で言ってきたことをこれからやりますよ。芝居じゃない。

確実に北朝鮮有利の方向で、とりあえずは一国両制度となるとおもいますが、

一番の眼目は何か南朝鮮から、大韓民国から米軍を追い出すこと。

これなった時に韓国は終わると思います。韓国を守っているのは韓国軍でなくて米軍です。

北朝鮮は韓国軍ちっとも怖くない。そうじゃなくて一番怖いのは米軍。

南せめて言ったら米軍状態なったら第二次朝鮮戦争。それだけは避けたい

。米軍いなくなれば後はやりたい放題ですよ。

──────────新唐人 アナウンサー

そうすれば東アジアの情勢はバランスが崩れてきますね。

──────────藤井厳喜

ガラッと変わる。日本の安全保障環境非常に変わります。

それから台湾の安全保障環境も変わる。東南アジア全体の東アジアだけでなくガラッと変わる。

ぼくは十年後は北朝鮮は釜山まで来る。竹島に北朝鮮のノドンミサイル基地ができる。

ま、あそこはちょっと小さすぎるかもしれないけどね。そうなりますよ。

そういう方向に行きますから。というのは詰め将棋みたいなもので、もうそれしかないんです。答えは。

これはムンジェインさんが何やるか、アメリカとの間は初めごまかしているかもしれませんが、

THHADミサイルは拒否するでしょう。

それからもう一つはねぇ、一番人気の出る政策があるんです今ね、

ムンジェインがやるのはいままでやってきたけど。財閥たたきです。庶民の財閥嫌いはひどいから。

あの人も嫌いなんです。財閥叩きやります。したら韓国の経済力もっと落ちます。

これは愚民政治の最たるものです。

自分たちで自分の首を絞めるようなことなんだけど、これをやると人気でるからね。やりますね。

そう、大衆人気はね。みんなねアンチパククネやったでしょ。

アンチパククネ反パククネ運動の中で、反財閥ですよ。財閥たたきですよ。

みんな財閥嫌いだから。

1パーセントと99パーセントで1パーセントの財閥に関係ある人は儲かるけど。

──────────新唐人 アナウンサー

韓国は大変な状態になるんですか?

──────────藤井厳喜

なります。間違いなく地獄にまっしぐら。

それは韓国民が選ぶことだから、我々どうしようもないですね。

このあいだちょっと面白い話をしますとね、ケントギルバートさんという人がいるんですね日本でね。

アメリカ人でネカリフォルニア州の弁護士だけど長年日本語が堪能で、

日本のテレビなんかに出る人、ケントギルバートさんとあるところで話していた。

やがて米韓同盟を破棄して云々と僕が話した、今言ったような話した。

で、韓国はアメリカの同盟国でしょ、だけど同盟国で無くなりますよ。

と言ったらばケントさんがなんて言ったかというと、

アメリカ人の本音が出たなと、韓国同盟国?アメリカの植民地でしょっつったんだよ。

──────────新唐人 アナウンサー

すごい発言したね。そういうの。日本人に聞かれたら..

──────────藤井厳喜

お相手の方もいて、すごい名言でね。

「韓国アメリカの植民地でしょ、米軍がいるから持っているんだから」って言ったんですね。

それはその通りなんです。ありのままに言っちゃうと。

普段失礼だから言わないだけで、アメリカ人はそう思っているとなんです。

三万なんぼいて、いまいきなり戦争が起きたら家族もいるから十万人くらいいますよね。

──────────新唐人 アナウンサー

先生、じゃあその人日本のことどう見ているんですか。同じくアメリカの植民地ですか。

──────────藤井厳喜

いや、彼は大変な親日家です。日本大好きなんです。

でも日本はもっと自主防衛するべきという立場です。僕なんかと一緒なんです。

アメリカにいつまでも守ってもらっているのは良くない。お互いに不健全。

不健全な関係。そういう立場ですけどね。

──────────新唐人 アナウンサー

はい、じゃ先生次の質問ですけれど、もしねこれから六カ国協議ですね、再開するならば、

今まで通り北朝鮮中国組んで、また芝居を演じて日米韓の同盟国の弄ぶということはあり得るでしょうか。

──────────藤井厳喜

ありえます。理論的にあり得るけど、これからはないと思います。どういうことかというと、

このあいだの米中首脳会談で何が話し合われたか、米中ね、

習近平さんとトランプさんの間でないいったかというと、

一番大きな課題は、経済問題貿易赤字黒字の問題あるけれども、

緊急の問題は北朝鮮の問題、それでもってこういうディールだったと思いますけれども、

三月上旬にレクスキラーソンアメリカの国務長官がチャイナに行って、習近平に会いました。

あん時からそういう話、それが再確認されたのが4月上旬の米中首脳会談だと思います。

どういうことかと言うと、アメリカはチャイナに対して経済制裁いっぱいやりたい。

不公正貿易だ。チャイナ国内なんて外国しょうにたいして全然開かれていないからね。

自由貿易も何も嘘っぱちだ。アメリカから大量の黒字を稼いでいる。アンフェアだ。

けしからんじゃないか。で、いっぱい経済制裁したい。したいけれども条件があるよと。

北朝鮮の核兵器抑えてくれるかと。常識的に行って北朝鮮とチャイナの間で貿易が一切、

密貿易を含めてシャットアウトすれば、あの国は経済的にものすごく困る。はずだと。

チャイナは止められるかということです。

それで表向きはそれを引き受けたというのが習さんですね。

ほんとはできません、できないと思います。

できないけれども、これは秋さんからすれば時間稼ぎしたい。

秋の党大会はなんとか乗り切りたい、それまでアメリカとことを構えたくないから、

一生懸命やっているふりをしている。

で、今まで以上にやっていると思います。例えば一番わかりやすいのは、

国境に、中朝国境に15万から20万くらいの兵隊貼り付けました。

それからもうひとつは、おそらくこういうことですが石油ですね。

石炭は北朝鮮からチャイナに輸出していますけど、石油に関しては外国から買わなければいけないでしょ。

それのときに今度核実験やったら石油をストップするよと。

という脅しをしているはずです。で、これは効いていると思います。

今度やったら石油入ってこなくなる、石油入ってこなくなったら

ロケット燃料も何もできないわけですから、ジェット機も飛ばないしね、

で、これはさすがに効いていると思います。が、

習近平に北朝鮮の核兵器、今持っている核兵器をギブアップさせる力があるか、ないと思いますね。

北朝鮮は全体諦めない。だってリビアのカダフィ、なんでやられちゃったんだと、

イラクのサダムフセインなんでやられたか。核兵器持ってなかったから。

彼らのそっから学んだ教訓なんですよ。

東ヨーロパなんで滅びたのか、持てばアメリカも潰せないんだと。

中国共産党も潰せないんだと。

というのが彼らの信念ですから、これは絶対に諦めない。と思いますので、

綺麗に核兵器を諦めますということはない。核兵器諦めますと言葉だけ言ってもダメなんですよ。

アメリカが最後要求してくるのはオンサイトインスペクション、

現地査察をさせろと必ず言ってきます。北朝鮮中入って各地全部行って本当にないねと

確認しなければ彼ら納得しないから、それは絶対やらない。

絶対やらないとなると六ヶ月後には結論出ますよね、チャイナは多分できなかったと、

それトランプさんだっていつまでもまっているわけじゃない。

トランプが年内遅い時期、多分11月くらいにチャイナ訪問やると、その時にもちろん米中首脳会談やります。

その時に貿易赤字黒字ベラし、チャイナの貿易黒字減らす、いま100日計画ってやってますね、

どの程度実行できたのかと言う話もありますが、もっと大きな話は

対北朝鮮制裁本当にどの程度やったのか、どの程度効き目があったのということで僕は結論出すと思います。

その時には今はトランプさんが紳士的に振る舞っているのは、

習近平が引き受けたと北朝鮮に圧力かけると言ってんだから任せてる。

そん時に馬鹿だのチョンだのと言うわけないんで、

あれは信頼していますよのというのが当然。その時には僕はいい結果でないと思いますので、

米中は対決路線に来ると。なんかトランプさんがチャイナに急にソフトになっちゃってね、

ずるずるになっちゃうんじゃないかと、そういうことは僕はないと思う。

トランプさんがなんで時間が必要か。東アジアでことを起こしたくない。

今トランプにとって一番大事な戦いは、軍事的にはこれは中東においてISを叩くこと、

ISを壊滅させることです。特にシリアですね。

シリアイラクの領域支配。国家の形をとったイスラム国ですから。これを叩き潰すと。

これは領域支配のない国際テロ集団になっちゃうんですね。アルカイダみたいに。

その形で生き延びるけれども、国としては生き延びられない、そこまで持っていく。

シリアではロシアとアメリカでは協調路線ですから、それはそこまではできます。

それが終わったら、秋まで大きく言えば時間がかかるでしょう。モスルを陥落させて、

ラッカを陥落させて、そしてシリアの国家復興会議をやんなきゃいけない。

アメリカは腹の中ではアサドが生き延びるのはしょうがないと思っています。

おそらくシリア三分割くらいなります。その辺が大体見極めたら東アジアに集中して行きたい。

その時にはチャイナ南シナ海の問題、あるいは北朝鮮の問題、本格的に取り組むことになる。

それまで秋まで時間を稼ぎたいのは、チャイナも稼ぎたい、アメリカ側も稼ぎたい。

だから六七ヶ月は休戦、米中は。一時休戦。

──────────新唐人 アナウンサー

じゃあ、11月になったら、チャイナは北朝鮮を説得する。効果なければですね、

北朝鮮はどうなるんですか。

アメリカは軍事攻撃する可能性あるんですか。

──────────藤井厳喜

あの、僕はないと思います。というのは南朝鮮ね、韓国がああいう政権できちゃったでしょ。

そうすると、アメリカが対北攻撃することにものすごい反対なんですよ。

例えばカールビンソンの話でた。昔だったら三十年前四十年前だったら、

カールビンソンアメリカの空母が来た、韓国民喜んだんですよ。あ、これで大丈夫だと、

アメリカ一緒に戦ってくれると。

今米空母が来て韓国民怯えてるんだよ。これ戦争になるんじゃないかと。違うだろ、

これ同盟国じゃないだろ。アメリカに見捨てられちゃうんだったらね、怖いと昔思ってた。

いまはアメリカの空母きたら怯えているんですよ。じゃ、北朝鮮は怖くないのかと、

いや、怖くないんですね。北朝鮮の南に対する工作というのは長年浸透してやってきて、

マスコミ労働組合、特に教育界、もう親北ばっかり日本とちょっと似ているんですよ。

それでもってパククネさんだって北京の方に尻尾振ってね、

中国共産党とベタベタ仲良くしちゃってね、アメリカからすれば、なんだ裏切り者と。

韓国裏切り者じゃないかと思っている。

それの一番いい例はいいですか、大統領選挙の最中韓国の大統領選挙の最中に

トランプがすごいこと言ったんです。

THHADミサイル今配備中ですよね、物資を今搬入してそこで基地を作ろうとしている。

そん時に、「あれは十億ドルかかる。韓国二十億ドル払え」と言ったんです。

今までの約束では米軍の予算でやるはずだったんですけど、

あのハイテク兵器高いから払えっつったんです。

それはムンジェインさんに非常に有利に作用したわけ。反米機運が韓国に高まっちゃったの。

だけどトランプそれを承知で言ったんです。日本円では一千億円する。いうんですね。

払えと。そしたらマクマスターさんが、大統領補佐官、陸軍中将

これは安全保障問題担当大統領補佐官というやつ、ナショナルセキュリティーアドバイザー、

これがヤバイと思って、親分が本音を言っちゃったんだけど、

「いや、これは米軍が費用でやるから、費用は請求しません。

だけど後で再交渉でちょっとカネ出してくれと言ったりするかもしれない」こう言い訳したの。

そしたらトランプが怒って、マクマスターを捕まえて怒って、

「違う。俺が言ってんのは、韓国に払えと言ってんだ」

──────────新唐人 アナウンサー

なんでトランプさんはこういうこというんですか。逆にそれ追い出すのではないですか。

──────────藤井厳喜

そうそう。だから米韓同盟、見切りつつあるんですよ。

日本風に言うと切れてきちゃったトランプがね。切れていると完全に敵みたいだけど、

パククネがずっとやってきたことと韓国の動き見てきて、ムンジェインどうするか分かっているから、

これはほんとに踏み絵を踏むというか、十億ドル払ったって君たちは米韓同盟維持しなければいけないだろ、

そうじゃなければ守れないだろ、でなかったら北になっちゃうんだよ。

いいの?っていう彼なりの非常に強烈な脅し、ブラフをかけたんだと思うんです。

それと選挙にこれ、ムンジェインさん有利になっちゃった。

そこまでコストをかけても守るべき同盟国かどうかということでアメリカ側疑問が生じているんですよ。

既に朴槿恵政権の時に。

あまりにトラブル起こすから。

──────────新唐人 アナウンサー

でも逆にムンさんが当選してですね、アメリカにとっては不利なんですよね。

それ承知した上で、トランプさんはこういう発言したわけ?

──────────藤井厳喜

あのね、トランプビジネスマンでしょ。レクスティラーソンもビジネスマンでしょ。

ね、CEOやってたでしょ。損切りという発想あるわけじゃない。

自分企業やっているけど儲からない、損ばかり出している子会社、これ損切りですよ。

早く損切りしないとね、いくらお金投じても、よく言うでしょ、グッドマニーアフターバッドマニー、

これお金投じたのにすっかり損ばかり出ているのに、またお金投じてもキリがない。

早く損切りですよ。不良資産の切り捨てっていうんです。どんどん不良債権増えちゃうから。

企業は資産だと思ったら、アセットだと思ったら〇〇◯だったと(聞き取れず)

負債だったと。だったら切り捨てですよ。そういう発想じゃないかと僕思いますね。

──────────新唐人 アナウンサー

なるほど面白いですね。今日は藤井先生にいろいろお話を伺いました。

非常に面白話を聞かせていただきました。これから藤井先生からアナウンスメントありまして、

どうぞ。

──────────藤井厳喜

本の方から、5月26日に出ます、米中激戦という本で、私といいしばともあきさんの対談です。

いいしばさんはアメリカ陸軍大尉でリタイアした方で

もとアメリカ陸軍大尉アフガニスタンで戦争してきた男です。

もともと日本人でしたけどアメリカ国籍とって米軍入って、米軍の陸軍将校やってた男です。

軍事の本当のエキスパートですよね。

アメリカ側から日本をどう見ているかと、日本にとって厳しい話も書いています、はっきり言って。

これが5月26日でますんで、ぜひ真面目に防衛問題考える方は読んでいただきたいと。

あります。まぁ、アメリカも長期的に見ると引き気味なんでね、

経済力に見合わない軍事力はなかなか維持はできないですよね。

ですから日米安保というのも昔アメリカもっと力ある時に作った仕組みですから、NATOもそうですけどね、

これはもうもう一度再編成せざるをえない。

ということで、¥1300円でKKベストセラーズで出します。

それともう一つは、会合のアレでアジアの平和と人権に関する国際シンポジウム。

5月21日に参議院の議員会館の中で行います。

これはアジアで中国共産党によって人権弾圧受けている人たちの代表に来てもらって話そうということで

チベットやウイグルの方もいらっしゃいますが、

今回初めてバローチスタンというところの代表バローチ人、これが来ます。

パキスタンの南の方にいらしゃる方々で人口1800万人あるんですが、パキスタンの中の少数民族なんです。

まさにウイグル人なんかがチャイナの中でいじめられているのと似たような立場にいます。

ちょっと詳しく話すとグワダールという港がパキスタンの南にあります。

チャイナが軍港化軍事基地化しようとして非常に力を入れているところなんだけど、

この周辺がこのバローチスタンなんです。

この人たちはタダで土地を取り上げられて、本当にひどい目にあっている。

──────────新唐人 アナウンサー

それいつころの話ですか?

──────────藤井厳喜

今現在進行形。それでもってパキスタン軍と中国共産党軍が両方、

グワダールの港から二千キロ石油のパイプラインと鉄道を引いて新疆ウイグル自治区まで

石油のパイプライン持ってこうという計画、チャイナパキスタン回廊ですね、コリドーを作ろうとしている。

だから三つなんですね。

一番大事なのが石油のパイプライン、それから鉄道、それから高速道路。それ三本作ろう。

だいたい150、160キロごとに、パキスタン兵とチャイナの兵隊が駐屯地を作って、

労働者、もちろん大量の労働力チャイナから持ってきて、現地人なんか全然使わないで、お金落ちないで、

猛烈な勢いで建設やってんの。

これができるとどうなるかというと、マラッカ海峡通らないで中東の石油がチャイナに入ってくる。

そういう仕組みを作ろうとしている。2000キロですけど、

パキスタンはチャイナの属国ですから、ホルムズ海峡からグワダールの港まで600キロしかないんです。

そこさえ持って来ればあとは国内通ってくるようなもんです。

そうするとアメリカは南シナ海の海上封鎖ってできなくなっちゃうわけ。

そういう海を経て中東の石油運んでくるペルシャ湾から。

13000キロかかるんです。天津まで。上海もう少し近いけど。

ここ通しちゃえば2000キロで済んじゃう。

それものすごい勢いでやっているんですね。それフェアでやっているんならいいけど、

そうじゃなくて現地人の土地を取り上げ、女性のね性的被害などもひどいし、

現地の人も反対運動をちょっとやるとすぐに牢屋入れられちゃうし、もう帰ってこない、

拷問受けて殺されちゃう。本当にひどい状況が続いている。

そのバローチスタンの代表、も来てお話ししていただく。

バローチスタンは王様がいましてね、これイギリスに亡命されている。

先日僕もお会いしましたけど、その方も来てお話をしてくださいます。

ということで、これただ事前登録が必要なんで、テキサス親父日本事務局、

このホームページ見て、そうしたらネットで申し込みできますので。

ぜひ事前申し込みの上、26日午後一時からなりますので来ていただきたい。

いうふうに思います。

これよろしくお願いします。

──────────新唐人 アナウンサー

今日ありがとうございました。

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