国益の衝突が戦争である。
日韓戦争はどちらにより大きな国益をもたらすのだろう。
これはここまでの考察の中で繰り返し述べてきたが韓国にとってプラスになるものは全くない。
まず韓国大統領の私利私欲、自身の都合としか考えられない。
これに対して日本の国益はない国益はと言うとマイナスがないどころか、
国民にも国家にもそして世界にとってもすさまじい恩恵をもたらす。
韓国との縁が切れるだけで、朝鮮戦争問題を始め、絡んだ外交問題からの脱却、
国内在日の追い出しと治安の良化、経済的には在日に対する生活保護を含め
公的資金のゼロ化と数え切れないほどだ。
援助の停止は(中国のODA含めて)巨額の資金を他の本当に必要な国に回すことができる。
60年安保、70年安保など、80年になると政治、経済、社会に大きな変化が出てきた。
これはテーマではないので記述しないが、平和憲法、経済絶好調の中で
日本の将来を考える余裕が出てきたのだろう。
日露、日中、日朝や世界との関係を検証するような動きが垣間見られるようになった。
その中で、日朝(当時は日韓でなかったと思う)関係のテーマは紛争、戦争含めて
かなりポピュラーであった。
今で言うシミュレーションゲームのようなもので学生数人集まっては、
国士気取りで大学や喫茶店で議論しているのはここかしこで見たものだ。
アングラ芝居では2人芝居が実にリアルだった記憶がある。
日中戦争のテーマについては現代パソコン風ソフトにたとえれば、
戦争ジャンルではあるが国盗りゲームではなく、救国ゲームであった。
「日中戦争必至、その戦略いかん」このようなテーマで地震が軍の最高指揮官に
なったり、総理大臣になったり、様々な状況設定があって戦略を練るのである。
ここで結果を言ってしまうと、この関係の動きは飽きられたのか、消えてしまった。
テーマとして面白い要素を持っているのだが、設定条件に問題があったようだ。
1、半年以内に開戦必至
2、自分は陸海空三軍の司令官
3、敵国とは軍事力は互角
4、国内に敵性武装集団が存在
5、国内に敵性不法集団が在住
6、国内に敵性政党
7、数カ月以内に敵性政党に政権が乗っ取られる可能性
例えば以上のような設定の場合、1、2、3、7、はともかく、
国内の敵性武装集団とは何を指すか。
当時学生運動の中の極右もいれば極左もいる。
また社会には蛇頭もいればヤクザも暴力団もいる。
敵性不法集団といっても、不法滞在外国人がすべて敵性とは断定するわけには
いかないしその分別などしようがない。
国内の敵性政党とはどの政党を指すか。
当時、すでに政党色は薄れ始めていて共産党、社会党、民社党、自民党
それぞれ右も左も区別しにくい状況になっていた。
設定が曖昧だと現実味がなくなってしまい、最初から最後まで
バーチャルの世界となって消えてしまったのだ。
この考察の締めくくりに向けて今から30年ほど以前、当時のアングラ2人芝居の
場面を再現してみよう。
設定は日本に日本62回行く司令官が部下に命令するシーンである。
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