【歴史の隠された真実】チャーチルの憂鬱

http://d.hatena.ne.jp/niguruta/20130126/1359208570

からの引用。

図に乗るとこういう結果を招く。

チャーチルの『第二次世界大戦回顧録』のなかにこんなことが書いてある。

日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。

しかし、これでは困る。反論する相手を捩じ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、

それができない。それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。

すると議会は、いままで以上の要求をしろという。

無理を承知で要求してみると、今度は、笑みを浮かべていた日本人はまったく別人の顔になって、

「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことをいうとは、あなたは話の分らない人だ。

ことここにいたっては、刺し違えるしかない」

といって突っかかってくる。

これは、昭和十六年(1941)年十二月十日、マレー半島クァンタンの沖合いで

イギリスが誇る戦艦プリンス・オブ・ウェールズとレパルスの二隻が日本軍によって

撃沈されたときの日記だが、チャーチルは、これによってイギリスはシンガポールを失い、

インドでも大英帝国の威信を失うのではないかと心配しながら書いている。

チャーチルは、「日本にこれほどの力があったのならもっと早くいってほしかった。

日本人は外交を知らない」と書いている。

つまり、日本は相手に礼儀を尽くしているだけで外交をしていない、

外交はかけひきのゲームであって誠心誠意では困る、ということらしい。

日下公人「繁栄のヒント」『WiLL』、ワック、2005年8月号。

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