最終更新日 2020年5月24日日曜日 21:38:11
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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】10ビットコインはクレジットカードとどう違うの?

ビザやマスターカードなどのカード会社は皆さんの代わりに

一時的に支払いを立て替えてくれる存在で、カード残高は借金と同じです。 

ビットコインはその通貨そのものなので、支払いが承認された瞬間、決済が完了します。

ビットコインは、以前からあった支払い手段と似た面もあれば、違う面もあります。

別のサービスと比べることで、何ができて、何ができないかを明らかにしてみましょう。

仮想通貨であるビットコインは、日本円や米ドルと同じ「決済通貨」でもあるので、

買い物や食事での支払いに利用できます。 

米国西海岸のサンフランシスコやシリコンバレー、東海岸のニューヨークでは、

ビットコインを使えるお店がかなりあり、また日本国内でも利用心がどんどん拡大しています。

クレジットカード会社とクレジットカード社会と言われる米国でも、

ビットコインの利用が広がっているのは何故でしょうか。 

クレジットカードのビットコインの違いを明らかにしながら、

その理由を考えてみましょう。

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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】09ビットコインは暗号「暗号署名入り」

現金を所有することができますが、ある特定の「一万円札」の持ち主が自分だと

名乗ることができません。 

お札に所有者の名前が書いてあるわけではなく、この10,000円札も札も

あの10,000円札も誰ものでもないからです。 

たまたま手にしたその人が一時的に「10,000円と言う価値」を所有しているに過ぎないので、

どこかで使われてしまっても、この「この10,000円札は私のだから返して」と言う

理屈は通じません。 

また、自分で働いて得た10,000円も、投資でもうけた10,000円もギャンブルで

買った10,000円も、盗んだ10,000円も、全て同じ10,000円であって、

そこに違いはありません。 

「現金に色は無い」のです。

「暗号通貨」であるビットコインも「名無しの権兵衛」であるところまで同じですが、

「電子署名」と言う暗号技術によって、現在の所有者に無断で送金できないように

なっています「( 177ページ参照)。 

Aさんが所有するこのビットコインが、Aさんの許可なく、

勝手にBさんのものにすることができません。

それだけではありません。 

ビットコインには、過去の全ての所有者の名前が記録されています。

このビットコインは最初はAさんの手元にあり、次にBさんの手に渡り、…

現在はXさんのものである、と言う消費者の遍歴がわかるようになっているんです。

そのため、ビットコインはどういう取引を経由して現在に至ったのか、

必要があれば、後からさかのぼって確認することができます。

このような性質があるため、実は、ビットコインを始めとする仮想通貨は、

マネーロンダリングのような不正操作に悪用されにくい事は、意外と知られていません

(178ページ参照)。

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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】08「民主的な運用」と「分散型ネットワーク」

特定の国が発行管理していないビットコインは、

その代わりに、ネットワークに参加している人たちが主体となり、

自分たちの手で運用しています。 

世界中の至る所で1日24時間、365日行っている取引を、

参加メンバーがお互いに承認し合うことで、「取引の正しさ」を担保しているのです。 

それを支えるのは、「P2Pネットワーク」による分散処理システムです。

詳しい仕組みは127ページで解説しますが、中央のサーバーで集中処理するのではなく、

ネットワークに繋がれたコンピュータが取引の正しさを承認するために、

世界中で稼働しています。 

誰かが一元的に管理するのではなく、メンバー相互の承認によって運用されているので、

極めて「民主的な通貨」とも言えるし、中央集権型のクライアントサーバ方式とは正反対の

「分散型通貨」とも言えるのです。

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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】07特定の国に属さない「国際通貨」

日本では「円」で全ての支払いが行われ、

米国内では「ドル」で全ての用事が済むように、各国の通貨はその通貨を発行する

国と切っても切れない関係にあります。 

日本銀行や米国のFRB(連邦準備制度理事会)欧州のECB (欧州中央銀行)など、

各国の中央銀行は通貨を発行し、発行済みの通貨の量(マネーサプライ)を

コントロールすることで、金利や景気に影響与えています。 

ビットコインは、どこか特定の国や中央銀行にあたる組織が発行しているわけではありません。

国によるコントロールを受けないので、世界中どこでも同じように使うことができます

(その国に受け入れ体制ができていれば、の話ですが)。

その意味で、真の「国際通貨」と言えるでしょう。

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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】06持ち運び自由の「電子データ」

現金は、銀行に預けることもできます。

皆さんが銀行に預けた現金は、10,000円札や千円札のまま銀行の金庫に

保管されているわけではなく、他の人に貸し出されたり、運用に回されたりして、

リアルタイムで姿を変えていきます。

そう考えると、預金通帳に記載された金額は帳簿上の数字、つまり電子データに過ぎないわけです。

銀行預金は自由に引き出すことができます。

ATMで引き出して始めて、電子データはリアルな現金に姿を変えます。 

その意味で、銀行預金は、現金と言うよりも、デジタル通貨に近いものがあります。

「Suica」や「nanaco」などの電子マネーの普及によって、現金を持たない主義の人も増

えています。

小銭がジャラジャラあると財布が膨らんでかさばるし、札束を持ち歩くのも

物騒だと考える人もいるからです。 

「デジタル通貨」でもあるビットコインは、電子データに過ぎないので、

どれだけ金額が大きくなっても、逆にいくら細かい金額に分けても、手間は同じで、

かさばる心配もありません。

1円単位の支払いから、財力がある人なら数百、数千万単位の支払いまで、

全て同じ「ウォレット」を通じて行うことができます。

ただし、ビットコインをそのまま一般の銀行に預けることができません。

先ほども言いましたが、皆さんが手に入れたビットコインは、

自分のスマホやパソコンにダウンロードされるわけではなく、

取引所が用意したクラウド上に預けっぱなしになっています。

株を買っても株券の現物をもらうわけではなく、証券会社に預けたまま、

売買の指示を出して実際に取引を代行してもらうように「(現在はデジタル化されて

現物の株券そのものは希少ですが)ビットコインの取引でも、皆さんはアプリで

指示を出すだけです。 

実際の送金は、ビットコイン取引所などが行います。 

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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】05実態を持たない「バーチャルなお金」

現金と聞いて最初に思い浮かぶのは、福沢諭吉の1万円札や、

100円玉500円玉などでしょうか。 

日本の「円」や米国の「ドル」はリアルの紙幣やコインとして手で触ることができ、

財布に入れて持ち運ぶこともできます。 

一方、「仮想通貨」であるビットコインは、実態を持たないバーチャルのお金なので、

手で触ることができません。

しかし、「ウォレット」と呼ばれる専用の財布に入れて持ち歩くことができます。 

実は「ウォレット」もバーチャルな財布なのですが、スマホやパソコンに

「ウォレット」のアプリを入れておけば、いつでもどこでも使うことができます。

スマホを紛失すると「ウォレット」ごとごと盗まれる可能性もゼロとは言えませんが、

今は消去できる仕組みもあるので、現金の財布を持ち歩くより安全と言えるかもしれません。

 ちなみに、ビットコインそのものはスマホにダウンロードされているわけではなく、

クラウド上に保管してあるので、スマホのデータを完全に消去しても、

スマホのデータを完全に消去しても失われる心配はありません。

別のスマホやパソコンからログインし直せば、ちゃんと残ってるから大丈夫です。

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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】04 Part 1ビットコインて何なの?

ビットコインは「仮想通貨」や「暗号通貨」の1つと言われています。

ただ、そうしたくくり方は、ビットコインが持つ一面を表すにすみません。 

ビットコインは、アナログの現金とは違う「デジタル通貨」であり、特定の国に属さず、

世界中に通用する「国際通貨」でもあり、誰かが一元管理するのではなく、

世界中の人たちの手で運用される「分散型通貨」でもあります。

それぞれどんな意味なのでしょうか。

現金や預金との違いを明らかにしながら説明してみましょう。

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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】03主な操作は6つだけ

コインチェックのウェブサイト(またアプリ)にログインすると、「ウォレット」画面が現れます。

ウォレットはビットコインを入れておく「あなた専用の銀行口座」のようなものです。

いくつかメニューが並んでいますが、これは大きく3つの操作に分けることができます。

「①入金する」と「②出金する」、「③コインを買う」と「④コインを売る」、

「⑤コインを送る」と「⑥コインを受け取る」をセットで考えると、わかりやすいはずです。

①入金する現金の出し入れに関するメニューです。

先に円やドル等の現金を取引所の指定口座に預けておいて、

その金額の範囲内でビットコインを買うことができます

(預けた金額を証拠金としてレバレッジ取引することもできます)。

入金の仕方は、①銀行振り込みで入金する、②コンビニで入金する、

③提携金融機関から最大1億円までクイック入金する(24時間365日対応)、の3つです。

それぞれメニュー画面の指示に従って入金してください。 

②出金する現金の引き出しに関するメニューです。

ビットコインに売った代金を受け取りたいときは、あなたの銀行口座を登録します。 

取引所に預けている円やドルのうち、現金で引き出した金額を指定すれば、

その金額があなたの銀行口座に振り込まれます。

③コインを買うビットコインの売買に関するメニューです。

円やドルを支払ってビットコインを受け取ることを「ビットコインを買う」と言い、

ビットコインを支払って、円やドルを受け取ることを「ビットコインを売る」と言います。

「コインを買う」で、買いたいビットコインの額を入力すると、

必要な日本円が自動的に表示されます。

例えば、「1ビットコイン=10万円」の時に「0.1BTC」と入力すれば「1万円」、

「0.01BTC」と入力すれば「1000円」と表示されるのでその金額でよければ

「購入する」をクリックします。

これでビットコインの購入が完了です。 

ウォレットで残高を確認すると、あなたが買った「ビットコイン」が

「日本円」と置き換わっていることがわかります。

「コインを買う」がオプションとして、「クレジットカードで買う」方法もあります。

現金を入金してからビットコインを買うのではなく、クレジットカードで直接買うわけです。

④コインを売るビットコインの売買に関するメニューです。

あなたが買ったビットコインは、あなたのパソコンやスマホにダウンロードされるのではなく、

コインチェックのサーバーに置いてあります。

将来の値上がりに備えてそのままずっと持っていってもいいですし、

現金がしたくなったら売ることもできます。 

「売る」画面で、売りたいビットコインの額を入力すると、

売却代金の日本円が自動的に表示されるので、その金額でよければ「売却する」をクリックします。 

これでビットコインの売却が完了です。

ウォレットで残高を確認すると、あなたが言った「ビットコイン」が「日本円」に

置き換わっていることがわかります。

売却代金はプールしておいても良いですし、現金化したければ、

②の「出金する」メニューに進んでください。

⑤コインを送るビットコインの送金と支払いに関するメニューです。

自分が持っているビットコインを誰かに送ったり、お金でお店で支払ったりするときは、

「コインを送る」のメニューを開きます。 

つまり、送金も支払いも操作としては同じで例えば、

Xさんに 0.1 BTCを送りたいときは、Xさんから送り先のアドレスを教えてもらって、

そのアドレス宛に0.1 BT Cを送るだけです。

ビットコインを送るには、送る相手が指定したビットコインアドレス宛に送る方法、

相手のメールアドレス宛に送る方法があります。

ビットコインアドレスと言うのは、例えば「」のような27から34桁のランダムな文字列です。

ビットコイン専用のメールアドレスのようなものだと考え考えてください。

普通のメールアドレスと違うのは、送るたびに毎回別々のアドレスが発行されるところです。

ビットコインアドレスはQRコードで読み込むことができます。

お店やオンラインアップでしてある時も、お店に発行するQRコードをスマホで読み込むは、

いちいちビットコインアドレスを入力しなくてもいいので便です。

⑥コインを受け取る自分からビットコインを送るだけでなく、

誰かが送ってくれたビットコインを受け取ることもできます。 

何かを売った代金としてビットコインを受け取ったり、

銀行振込等の代わりに送ってもらったビットコインを受け取ったりするシーンが考えられます。

「コインを受け取る」メニューを開くと、入金用のビットコインアドレスが

表示されるので、それを送ってくれる相手に知らせます。

QRコードも自動で取得できるので、それを相手に教えれば、アドレスを入力する手間が省けます。

ビットコインを送ったり受け取ったりしたら、ウォレットで残高を確認しておきましょう。

ビットコインの使い方の説明は以上です。

「仮想通貨」と聞くと難しい感じがするかもしれませんが、実際に使ってもらえれば、

びっくりするほど簡単だと分かってもらえるはずです。

お金の移動とビットコインの移動を分けて考えると、理解しやすいかもしれません。 

ざっと概要をつかんでいただけたところで、次からはいよいよ中身の説明に入れます。

ビットコインとは一体なんなのでしょうか。

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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】02写真入り身分証明書、証明書と一緒に写った本人写真の提出が必要

ビットコインの取引を行うには、本人確認書類の提出が必要です

(マネーロンダリング等の不正を防ぐためです)。 

初めてコインチェックのウェブサイトにアクセスすると、メールアドレスの登録が求められます。

スマホの人はiPhoneのApp StoreやGoogle playからコインチェックのアプリを

インストールしてください。

メアドを登録すると、折り返し確認メールが届くので、それをクリックして

本人確認画面にアクセスします。

Facebookのアカウント持ってる人は、Facebookで登録することができますが、

実際に取引を始めるには、本人確認書類の提出が必要です。

本人確認画面では、住所氏名生年月日等、必要事項を入力の上、

運転免許証やパスポートなど、本人写真の身分証明書の画像(免許証の場合は、

住所変更の有無を確認する出するため裏面の画像も)

提出された身分証と本人が一緒に写っている写真(写真入りの面を表に向けた免許証や

パスポートを手に持った自撮り写真)画面上の指示に従ってアップロードします。

 スマホの場合は、その場で自撮りして、それらの写真を送ることができます。

登録後しばらくすると「本人確認終了」のメールが届きます。 

さらに数日後、住所確認のための書類が書留めで登録住所に送られてきます。 

それを受け取り、登録住所が間違いないことを確認できたら、登録完了です。

これでビットコインの取引を始めることができます。

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【いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン】01

2017年はビットコイン関係者の歓喜と悲鳴と共に幕を開けました。

2016年の後半は大体「1BTC(ビットコインの単位です)= 6万円台)で落ち着いていた

ビットコイン相場(ビットコインと円の交換レート)が、11月あたりからジリジリと上がり始め、

2016年末に1時12万円台に達します。

年が明けてからもその勢いはとどまらず、1月5日にはついに15万円を突破して

大騒ぎになりますが、その日の夜から突然急落し、日付が変わる頃には、

1時11万円を割り込むところまで落ち込みます(ちなみに、ビットコインの取引は

24時間365日可能です。クリスマスや年末年始も休みはありません)。

 ビットコイン価格が急騰したのは、相場に大きな影響を持つ中国で資本規制が強化される

と言う情報が流れたからですが、1月6日の明け方には早く持ち直し、

昼頃までには1時13万円台まで回復して、その後10万円前後で落ち着きました。 

まるでジェットコースターのような値動きです。

これだけ価格変動が激しいのは、ビットコインに対する「期待」と「不安」が

高まっている証拠です。 

そして、これだけボラティリティー(変動幅の比率)が高いと言う事は、

投資対象としては、リスクはそれなりにあるものの、

その分、魅力も大きいと言うことになります。

あらゆる投資の基本は、安く買って高く売ることだからです。

このように、仮想通貨のビットコインは今やブームの様相を呈しています。

これから、ビットコインはどんなものか、どんな時に使えるのか、

詳しく解説していきますが、お金の価値は、使ってみて初めて実感できるものです。

ごく簡単な手続きだけで始めることができるので、とにかく試しに使ってみたいと

言う人のために、Part1に入る前に「ビットコインの使い方」を一通り紹介します(

もちろん、Part1以降を先に読んで、ビットコインを買うメリットやリスクをきちんと

理解してから始められても構いません)とコインを入手する方法はいくつかありますが、

1番手っ取り早いのは、ビットコインのアプリを手に入れ、

ビットコインを扱ってる取引所から「買う」ことです。 

現在、日本ではビットコインを扱っている主な取引所を次ページにまとめました

この中から好きなところ選んで取引を始めることができます。 

ウェブサイトやアプリのインターフェイスは常に更新されるので、

ここでは操作画面を記載せず、操作方法の概略だけを説明しますが

私たちが運営している「コインチェック」のウェブサイトやアプリ画面を見ながら

次の説明を読んでいただくと、分かりやすいと思います。

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