最終更新日 2020年1月15日水曜日 12:23:26
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【嫌韓】悪韓論 30 ソウルの板長が吠えた

「石ノ上にも3年」「愚直に」…私に限らず多くの日本人が好む言葉だと思う。

しかし韓国人は、こうした言葉で表される勤労の姿勢を好まない。

韓国人が好むのは「早く」であり、「要領よく」だ。

大相撲の力士を引退した後、親族を頼りソウルに来て、日本料理店の板長になった在日韓国人がいた。

彼が作る鶏肉団子のちゃんこ鍋は絶品で、私はソウル特派員時代、しょっちゅう飲みに行った。

ソウル五倫の取材弁当も、彼の店に頼んだ。

ある時、板前の白い上着が、彼のだけはつやつやで、

他の韓国人板前が来ているものは全く光沢がないことに気がついた。

「どうして」と尋ねると、彼はわざと大きな声出して説明した。

きっとフラストレーションが溜まっていたのだろう。

「みんな同じ時に買ったんです。

日本から取り寄せたんですよ。

私は説明書にあった通りに、ぬるま湯で手もみ洗いします。

こいつらは、韓国式に煮込んだり、洗濯機にぶち込んだり…で、1年ちょっとで、

この違いになるんです」韓国の伝統的洗濯方法は、棒で叩くか、鍋の中に洗濯物を入れて煮立てる。

多くの場合、洗濯洗濯専用の鍋があるわけではない。

次は料理用の鍋として使われる。

板長は続けた。

「こいつらは本当に、手抜きしか考えない。

必ず下茹でをしろ、潰すだけでなく必ず裏漉しをしろと教えてもヒムドゥロヨで手抜きをして、

似たよなものを作ってはケンチャナヨなんだから」

日本の板前がこんなことをまくし立てたなら、血の雨が降る(現に降ったことがあった)。

が、彼は漢民族であり、しかも巨漢だ。

板前たちは恥ずかしそうに下を向いているだけだった。

元力士の話は、あくまでも料理の手法がテーマだったが

韓国の産業文化の本質を見事についてると思った。

この話に前後して、韓国でものづくりの技術指導に当たって何人かの日本人に会う機会があった。

彼らが異口同音に語ったことがある。

「ここはこうして、仕上げはこういう風にする、といった事は熱心に学ぶ。

しかし、なぜこうするのかについては、全然興味を示さない」なぜ下茹でをするのか、

なぜ裏漉しをするのか…「手順」は覚えても、「なぜ」に関心がないのだ。

その状態で、、手抜きを重ね、似た料理ができれば満足する。

そして、「外国人のまして、日本人の先生なんてもう必要ない」となる。

誠実な技術マニアルも、手順だけ習得すれば、もう不要。

後は手抜きを重ねて、マニュアル通りにしたいよりも、「早く」できたがる劣化コピーの完成で

大満足する。

その製品が技術提供先との協約をすり抜けて第3国に輸出できたなら、

今度は「わが民族の偉大さ」を実感するのだ。

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【嫌韓】悪韓論 29 自分の苗字も漢字では書けない

前述のセマウル運動とは、「勤勉、自助、共同」をスローガンに展開された農村の生産、生活改善運動だ。

これを主導した朴正煕大統領には、韓国の国民性が「怠慢で、自助努力の心もなく、

何かあれば足を引っ張り合うばかり」とでも映ったのではないか。

それが成果を上げた事は紛れもない事実だが、

かつてセマウル運動中央研修委員長を務めた人物はこう語っている。

「自分の田畑が水害に遭っても、官公庁に復旧を頼んで、「私は知らない」と言う農民たちが少なくない。

「勤勉、自助、共同」のセマウル精神が消えるようで寂しい」(中央日報06.3.8)

80年代中盤まで、ソウル名物、超満員のおんぼろバスの横端には、このスローガンが必ず書いてあった。

今漢字でこれをかける韓国人が何割いるのだろうか。

「成均館大学の李明学教授が30から80歳代の427人を対象にアンケートを実施した結果、

47.8%が自分の子供の名前を間違えて書いたり、書けなかった」

「崔、鄭、柳など比較的難しい姓の人は、自分の苗字もかけないことが多かった」(聯合ニュース11.10.24)

漢字もほとんど書けない、読めない国民が、「わが国は儒教の国だ」などと言えるのだろうか。

いや、現に「我が国は儒教の国だ。

島国の倭奴(倭奴は日本人に対する侮蔑語。

島国も差別的に用いられる)は儒教を知らないから……」と言っている。

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【嫌韓】悪韓論 28 「韓国人は勤勉」とは外国人観光客向け

東亜日報(07.5.30)は「オピニオン、時間外手当に眼がくらみ」と言う記事を載せている。

「窓のある区役所の状況室(庁舎中=警備室のようなもの)の横には、

勤務時間を記録する指紋認識機が設置されている。

庁舎ビルから明かりの消えた真夜中に、どこからか区役所の職員たちが1人2人と姿を現し、

指紋認識機に親指を当てて帰る」「公務員たちの時間外勤務を水増しする現場の姿だ」

「ひどい場合は休日にもこのような姿を見ることができる」

「水原市は全職員の勤務時間を5年間、午前8時出勤午後11時退勤に偽証し、

時間外手当333億ウォンを横領」「責任者3人が減俸1ヵ月の処分を受けたのが懲戒の全てだ」

もう「残業代稼ぎ」と言うより「市役所団結、職員一丸の残業代泥棒」だ。

次は世界的な人材コンサルティング会社が20カ国で実施した調査の記事だ。

「自分の業務に没入して仕事をしている会社員の比率は6%に過ぎないことがわかった。

世界平均の21%を大きく下回る」「業務に没入せず働いていたり、

やむを得ず会社に通っている会社員の比率は48%と、世界平均の38%に比べて10ポイント高かった」

(中央日報10.4.2)監査院(日本の会計検査院と人事院を合わせたような組織)が政府出資機関のうち、

5つの金融関連機関を監査した結果も興味深い。

「韓国輸出入銀行で職員全体の23.7%、韓国産業銀行で14.8%、韓国資産管理公社で、

10.0%が時間勤務時間内に個人的な株取引を行っていた」(朝鮮日報11.6.28)

韓国ツアーのガイドは相も変わらず「韓国人の勤勉さ」を1行ツアー中に何度も語ると聞いた。

日本で出版されている韓国入門書や観光ガイドの類も、大体のところ「韓国人の勤勉さ」に触れている。

では、韓国人自身は、どう考えているのだろうか。

「韓国はかつて先進国に追いつくため、より一生懸命働くべきだと考え、

長時間労働を当然のこととして受け止めてきた。

世界最長の労働時間を、韓国人の勤勉さを示す指標だと考えた。

韓国経済がここまで成長したのは、このような長時間労働のおかげだと思うとも言える」

「しかし、長時間労働の効用は既に限界に達している。

家庭を犠牲にし、勤労者の健康や安全を脅かし、能力開発の機会を減らし、

生産性を低下させると言う作用の方が目立っている」

「上司の顔色を伺うような韓国特有の企業文化の為、

会社員たちが不必要な残業を行うなど時間の浪費が多い」(朝鮮日報12.6.24)

かつては長時間労働が勤勉さの表れと考えられ、それなりの成果を上げてきたが、

今は惰性としての長時間労働だけが続いているのだと私には読める。

そもそも、国民総所得が少ないのに長時間労働とは、生産性が低いだけのことだ。

「韓国人と勤勉さ」に関しては、中央日報の日本語サイトで「勤勉」を検索してみた。

このサイトで検索できるのは、01年以降に日本語に翻訳アップされた記事のみ。

同紙の全ての記事ではないが、「大統領」を検索してみたら10年8ヶ月分の記事から16,279件が出てきた。

なかなか充実している。

「勤勉」と言う言葉を含む記事数はたった81件だった。

その子細を見ると、他国民に関する記述だったり、有名なサッカー選手など

特定の個人や少数の集団に対する形容だったり、あるいは韓国企業の海外工場の完工式で

地元首長が述べた挨拶だったり、朴正煕政権下の「セマウル(新しい村)運動」を回想する話であったり、…。

「自画自賛大国」にして、純粋な韓国人(韓国系米国人などを含まない)、

あるいは執筆した記者自身が、今日の韓国人全般について述べている事例は5つしかなかった。

その中にも「韓国人は勤勉なのだから…、「と叱咤激励調や、

「勤勉な公務員で埋まった政府はどれほど頼もしいか」と皮肉めいたコラムがあった。

どうやら、「韓国人は勤勉だ」とは、韓国事情に疎い外国人に向けてだけ話すPR文句になったのだろう。

毎日のように「怠慢な公務員」「生産現場や工事現場の手抜きミス」

といったニュースに触れていたら、韓国人自身、「わが国民は勤勉だ」とは考えられない。

それなのに、観光ガイドは「韓国人は勤勉なんて嘘だろう」と茶化されても、

平然とした顔で「いいえ、韓国人の勤勉さは、韓国人が言っているのではなく、

世界中から認められていることで…、」と続けるそうだ。

その才は大したものだ。

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【嫌韓】悪韓論 27 第五章長時間労働大国の怠慢 OECD労働統計の罠

各国国民の平均労働時間を比較する場合、しばしば引用されるのが

「先進国クラブ」と言われるOECDの統計だ。

韓国のマスコミでは「労働時間の国別比較と言えばOECD資料」が常識だ。

「韓国の労働者の平均労働時間は2012年の時点で2,193時間だったが、

これはOECDの平均(1,749時間)を444時間も上回っていた」朝鮮日報(11.11.29)

の「世界最長の労働時間を減らし新たな雇用対策を」と題する社説は、まさに典型だ。

実は、「2010年の時点で2,193時間」と言う韓国に関する数字も、OECDが推計した数字だ。

OECDは、どんな手法で推計するのだろうか。

日本の総務省統計局に尋ねてみた。

「OECDには、月末1週間分の標本調査のデータを送るだけです。

これにはフルタイム労働者もパートタイム労働者も区別がありません。

そればかりか、無償労働、ほとんど家事労働でしょうが、その時間も含まれています」この説明には唖然とした。

OECDは、1週間分データに、独自の修正値を乗じて、「月平均」を出しているのだろうが、

「無償の家事労働も含む」では、日本人一般が考える「勤労時間「職場での労働時間」)とは異なる。

幸いなことに日本の厚生労働省「毎月勤労統計調査」と、

韓国の雇用労働省「産業体労働力調査」は、どちらも常用5人以上の職場の常用労働者(

フル、パート合算)について、職場での労働時間を調べている(日本の統計には、

ル、パート別の集計もある)。

▽韓国 月平均出勤21.4日、179.9時間労働(12年3月)

▽日本 月平均出勤19.7日、145.6時間労働(12年11月)

基準付の違いはあるが、なるほど韓国は長い。

大手就職サイトが実施した残業に関するアンケート調査を伝えた中央日報(12.2.20)を要約すると

次のような内容だ。

会社員の81.4%が週一回以上の残業をしている。

週の残業回数は「5回」(26.2%)、「3回」(19.9%)、「4回」(16.3%) 、週平均は4回。

1日の平均残業時間は3時間16分だ。

残業する理由(複数回答)は、「業務量が多すぎるから」52.4%、

「早く帰宅すると(その後職場の)雰囲気が良くないから」28.7%、

「上司が残業強要する方だから」24.0%などで、残業手当をもらっているのは49.5%。

この点在韓の日本企業は真面目に残業手当を支払っている。

なぜなら、こと日本企業となると、韓国の労政当局は姿勢が全然違う。

韓国企業のサービス残業や、法定最低賃金無視には目をつぶっても、日本企業に対しては、

あらゆる労働関連法規の完全順守を要求するからだ。

そして、私の知る限りでは、在韓日本企業の日本人管理職の大部分は「韓国人スタッフの残業は、

残業代泥棒」と考えている。

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【嫌韓】悪韓論 26 ヒムドゥロヨとケンチャナヨの大合唱

手作業工程は、必ずしも韓国人が不得手とし、日本人が得意と言うわけではない。

工具や機械の日常的メンテナンスは油で汚れる。

3K仕事の1つだ。

しかし、日本の多くの部品メーカー日用品メーカーには「一人前になるには、

それを嫌がってはいけない」と言う圧倒的な雰囲気がある。

一方韓国では、どうか。

それは、韓国人の意識からすれば「人間として扱われない連中」、

すなわち現代の奴婢がするような仕事であり、当事者たちもそこで「一人前になろう」

「熟練工になろう」とは考えてもいない。

こんなことを言うと、すぐに出てくるのは「技能五倫での韓国のメダル数は…、」

との反論だが、技能五倫に出てくる韓国人は、報奨金を目の前にぶら下げられた

特別育成された人材だ(スポーツ五倫も同様だ)。

現に韓国がどれだけ技能五倫でメダルを取ろうと汎用部品や日用品に、

その成果が反映されていないではないか。

韓国語を知らない日本人でも、ソウルの町工場、修理工場を何件か回れば、

いやでも覚えてしまう韓国語が2つある。

1つは「ヒムドゥロヨ」。

本来は「力が入る」の意味だが、生産、作業現場では「厄介だ」「めんどくさい」といった感じで使われる。

もう一つは、韓国通の間ではすでに有名な「ケンチャナヨ」だ。

様々な意味を持つ言葉だが、生産作業現場ではもっぱら正確さを容認する言葉として使われる。

「構わんさ」「いいじゃないか」「これでよかろうよ」といった感じだ。

ときには、違法性を容認する意味にもなる。

「ヒムドゥロヨ」と「ケンチャナヨ」が煩雑に聞かれるのは、生産現場や修理工場に限ることではないが、…。

朝鮮日報(11.10.29)が、「非正規職は11年8月の時点で5,995,000人と、史上最大規模となった」

とする統計上の発表と、正規職の規模を集中的に追跡している韓国労働社会研究所の

「11年3月時点で非正規職の数は8,310,000人、賃金労働者17,060,000人の48.7%に達する」

と言う推計を対比させる記事を載せていた。

つまり、韓国の勤労者のほぼ半数が非正規雇用の可能性があると言うことなのだが、

もっと衝撃的な記事がある。

「国税庁の08年資料で、勤労者の3人に1人は日雇いであることがわかった。

特に30歳未満の場合は10人に4人だ。

彼らの平均所得は常用勤労者の5分の1にもならず」(中央日報10.7.12)建設作業や

中小零細の汎用部品日用品のメーカー。

つまり、先に4分類したうちの④の職域は、常に人手不足だ。

逆に言えばこの職域で働く人間は、いつやめてもいつでも次の就職口がある。

どのみち日雇いの低賃金なら、ちょっと不満があれば、あるいは少しだけ給料の高い働き口があれば、

すぐにやめてしまうわけだ。

「中小企業の工場で働くよりは、サービス業や風俗産業で働くことを好む若者が少なくない。

失業大乱の危機の中でも改善されない中小企業の求人難を解決するためには、

生産現場で汗を流す人々が優遇される政策を展開しなければならない」

これは、東亜日報(09.6.30)だ。

具体策の提示なき綺麗事社説の典型だが、「風俗産業で働くことを好む若者が少なくない」と

出てくるのは、とても興味深い。

「風俗産業で働くのは女性だけでは…、」と考えてはいけない。

昔は「チェビ族」(韓国語のチェビは燕のこと)、今はドップリおばさんを待ち受けるクラブやバーに、

整形イケメンホストがたくさんいる。

ホモ専門もあると聞いた。

ともかく「生産現場で汗を流す人々」はどこまでも冷遇されている。

彼ら自身自分がしている仕事に誇りを持っていない。

いや、誇りを持てなくするような、李王朝以来の勤労観が、今も韓国社会を支配してるのだ。

韓国労働研究院の報告書によると「10年の場合、正規職労働者の平均勤続年数は2年に満たなかった。

非正規職労働者の50.6%は、6カ月以内に会社を辞めた」(東亜日報11.10.25)従業員が、

こんな超高速回転する部品メーカーに「期日通り、不良品のない納入」など期待できない。

中間財、最終製品が精密さを要求されるものであればあるほど、

大手財閥系の組み立てメーカーなどは「確かな外国製部品」に頼らざるをえなくなる。

韓国人は見栄えの良い最終製品が生産されることを誇りとしている。

しかし、その中の部品や、組み立て過程で使う工作機械についてはほとんど関心がない。

そして、財閥系企業の関係者に限らず、最終製品を組み立てる会社を「えらい」とみなし、

部品の中の部品を作っている企業を「虫けら」のような存在とばかり蔑視している。

すぐ近くに「小さくて、つまらないもの」(部品の部品)を、何が面白いのか、

一生懸命に作っている不思議な国がある。

そこは不良品もないし、納期も守る。

それなら「そこから買ってやればいい」とお得意の上から目線で判断するわけだ。

結果として、韓国の輸出が伸びるほど、日本の対韓部品輸出が伸びる。

国内部品メーカーはますます落ち込む。

財閥は、輸出できそうな関連中間財があれば、関連下請けから取り上げて自前の子会社で生産する。

そして「我が傘下では部品メーカーが育っている」と喧伝するのだが、中間財の中の重要部品は、

やはり輸入品と言うわけだ。

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【嫌韓】悪韓論 25 生産職は定年延長、事務職には希望退職

若者にそっぽ向かれた造船重機の生産現場では、70、80年代に雇われた中卒、高卒が汗を流す。

「現代重工業の平均勤続年数は18.4年」と、前出の朝鮮日報の記事(12.4.2)にあった。

韓国の純民間企業としては異例の長さだ。

「ベビーブーム世代(1955から63年生まれ。

著者注=朝鮮戦争後になる)の大量退職がついに始まろうとしている。

現代重、大宇造船海洋、斗山重工業など大手メーカーでも、

現代自と同じく熟練工の大量退職を控えている」

「問題は、これがベビーブーマーが現場で築き上げた現場で磨き上げてきた経験やノウハウ、

感覚や技術を受け継ぐ若い技術者が足りない点にある」

「大手造船メーカーの中には40代や50代の割合が75%を上回るところもある」

「ベビーブーム世代の労働者のノウハウが若い世代に受け継がれない場合、

韓国製造業の基盤が崩壊する可能性もある」(朝鮮日報12.2.9「社説」)

日本の造船関係者は「韓国造船業界で次世代に受け継ぐべきノウハウ、感覚、技術」

などと聞いたら笑い出すかもしれないが、韓国の造船重機、鉄鋼関連等が12年春、

相次いで生産職の定年を2から4歳延長したのは、地獄のような就職難と言うのに、

しかも高給なこれら部門に、若者が入ってこないからだ。

現代重工業は、この一方で12年秋にはホワイトカラー部門の希望退職募集に踏み切った。

12年第4四半期は経常赤字に転落した。

一波乱あるのではなかろうか。

生産職を4区分したうち、残る③と④では、③の方が正規職の比率がやや高く、④の方がいっそうの低賃金と言うことだ。

そして、④は手作業の工程が多いことが特徴だ。

思い出したのは、日本が誇りとすべき「世界一のピンセット製造企業」を取材したときのことだ。

細長く整形された金属板を、機械と言うよりは道具で折り曲げれば一丁あがりなのだが、

実はバネ力を高めるためには、おり曲がる部分に様々な熱処理が必要だ。

携帯電話やスマホの制作工程で、直径4ミリ以下のベアリングを傷つけることなく、つまみ上げ、

瞬時に定められた箇所に埋め込む作業に使うようなピンセットは、

2つの細長い金属板を溶接して作る。

携帯電話モデルチェンジが早い。

その度に生産ラインを全面改造するより、ピンセットの手作業で対応する方が、

効率が良い部分があるそうだ。

いずれも、尖端部分の磨きは、まさに「勘」便りの手作業だ。

テレビで見た方もいるだろう。

この会社のピンセットは、鶏卵を割って、その黄身だけをピンセットで積み上げても、

黄身が崩れない。

あのピンセットを作ったメーカーだ。

取材を終えて帰る際、作業場の傍を通り過ぎると、もう就業時間は過ぎているのに、

茶髪の若者が必死に折り曲げ工具を動かしていた。

社長「何をしているの」

社員「こうすると、靭性が強くなるのではないかと思い…」

社長「よし、やってみてくれ」社長は小声で私に「あれではダメです。

でもああして一人前になっていくのです」とささやいた。

社長がマイカーで私鉄の駅まで私を送ってくれた。

韓国の同業者のメーカーだったなら、社長が実験をしていた若者に向かって

「このやろう、材料無駄にしやがって」と恐ろしい顔をして怒鳴りつける。

ついでに、鉄拳制裁かもしれない。

しかし、記者にはにっこり笑って「これでよろしく書いてください」と、

懐から封筒(現金)を取り出す。

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【嫌韓】悪韓論 24 最高のバイトは事務補助、最低は…

「うちの工場でも、すぐに辞めるも辞める若者はいますよ。

でも、7割近くが2年以内なんて、まさか…、」先に紹介した日本の中小企業経営者のセリフには続きがある。

「まさか…、それでは1人前の職人が育たないではないですか」と言うのだ。

状況はその言葉通りだ。

韓国の中小メーカーには「匠」はおろか、「熟練工」と評価できるような人材もほとんどいないのだ。

生産職を、

①財閥系大手のアセンブリ工場や化学系など装置産業の工場、

②大手造船重機型の生産現場、

③中堅部品メーカー、

④建設作業や中小、零細の汎用部品、日用品のメーカー…、と分けてみよう。

①はサムスン電子やLG、あるいは現代自動車電気や自動車など数が限られる。

②韓国では「伝統ある産業」にあたる。

鋼材の研削、溶接、クレーンなどの操縦、塗装…様々な職種がある。

強力な労組があることもあり、生産職の中では賃金水準が極めて高い。

最大手の現代重工業の場合、「11年の社員平均年俸は78,300,000ウォン(5,730,000円)」

(朝鮮日報12.4.2)だ。

それでも新規高卒者の方が敬遠する。

「大手なら生産職でも」と言う大学新卒も敬遠する。

なぜなら「机に向かって本を読むだけ」の両班生活を理想とする朝鮮半島の

伝統的価値観に照らせば、造船重機部門の生産職とは、力を使い、汗と油にまみれ、

それは奴婢の仕事そのものだからだ。

就職情報会社がアルバイト経験のある大学生1813人を対象に調べた結果を中央日報(09.7.2)が報じている。

最高のアルバイトは事務補助12.9%で、家庭教師8.4%、売り場の販売担当7.8%。

最悪のアルバイトは、生産ライン勤務7.9%がトップで、ビアホール、居酒屋7.7%、

サイバーカフェ7.7%、宅配便7.2%、コンビニ6.6%、チラシ配り号店3%。

ここで言う「売り場の販売担当」とは高級品を扱う専門店に静かに佇み、

客にアドバイスする役のことだ、販売業務は同じでも、体力がいるコンビニは最悪なのだ。

正式な就職ではなくアルバイトの事とは言え、韓国人とりわけ大学生の勤労観を知る上で、

これは貴重なデータだ。

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【嫌韓】悪韓論 23 45歳定年の仕組み

それでも、韓流の現代ドラマを見ていたら、韓国人の自尊心の強さを

感じとることができるかもしれない。

民間大手では、自尊心の強さゆえのホワイトカラーの退社が多い。

同期が代理(課長の下のポスト)に昇進したら、なれなかったら同期生は

窓ガラスの1枚でも叩き割ってやめてしまうのだ。

課長、部長が発令されるたびに同じようなことが起こり、40歳代半ばで同期から理事が出たら、

そこまで残っていた人たちも一斉に退社する。

韓国の俗語「サオジョン」とは直訳すれば「45定」。

どんなに良い会社であれ、そして会社の規則にどう書かれてあろうとも、

ホワイトカラーの場合は40歳代半ばになったら、理事になれない限り、やめざるを得ないことを指す。

一流大学を出て、一流会社に28歳で入り、順調な道を歩いたとしても、

日の当たるサラリーマン生活は20年とは続かないのだ。

若くして挫折したホワイトカラーは、コネを頼りに前の職場で手にすることができなかった肩書、

あるいはそれより上の肩書をくれる企業を探す。

もう、月給がどんなに下がっても構わない。

問題は肩書きだけだ。

韓国に事務所がなく、電話とメールで取引をしている日本企業から、

「相手の担当者が煩雑に変わり、しかも何の引継ぎも受けてないようで…

どうなっているのか」といった質問をよく受けるが、こんな事情で次々に辞めていくからだ。

誰も後任に丁寧な引継ぎなどするはずがない。

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【嫌韓】悪韓論 22 鉄拳制裁健在、73%が会社うつ病

本筋はそれほど人気があり、尊敬されているサムスン電子のような企業まで含めて、

韓国人はなぜ、早々と退社するのかと言う問題だった。

元になる記事を並べよう。

いずれも、例によって就職ポータルの調査結果を報じたものだ。

会社員2883人を対象にアンケート調査した結果、

「職場で受けるストレスによって病気にかかったことがある」 81.7%、

「ストレスの程度がひどく、治療を受けたことがある」39.6%にもなった(中央日報05.6.24)。

会社員610人を対象に調査した結果、「回答者の73.4%が会社うつ病に苦しんでいると答えた。

これは07年の調査44.6%に比べて28.8%多い」。

性別では女性81.0%、男性63.0%、職級別では課長77.9%、社員75.5%、

代理(課長の下のポスト) 63.8%だった(中央日報09.3.6)。

「1951人を対象に行ったアンケート調査によると、12.2%が「職場で暴行を受けた経験がある」と答えた。

暴力を働いたのは(複数回答)上司66.0%、最高経営責任者(CEO)や役員20.2%。

同期7.1%部下5.5%とする回答もあった。

暴行内容は、足で蹴られた(27.7%)、書類等で頭を叩かれた(27.3%)、

胸ぐらを掴まれた(26.5%)拳で殴られた(25.2%)ビンタを受けた(21.8%)など」(聯合ニュース11.2.22)。

就職ポータルが会社員2975人にアンケート調査した結果、「45%が「職場でいじめがある」と答えた。

「いじめで退社した人がいる」と言う回答も58%に上った」(中央日報12.1.5)。

韓国企業はほんの1部を除いてワンマン型オーナー経営だ。

辞める気がなくても、オーナーの虫の居所が悪かっただけで、ある日突然クビだ。

韓国は労働運動が盛んで、組合が強いから、そんなことはないはずだ」との反論が出るかもしれない。

労働組合運動の状況を簡単に説明しておこう。

大企業が、その下請け企業の生産部門や外資系企業には強力労組があるが、

全体としての労組組織率は12年には10%を割り込んだ。

ホワイトカラーで労組があるのは、マスコミ、銀行、教師、公営企業などだ。

強い労組がある職場では配置転換もままならない。

だが、それ以外の韓国企業では、オーナー1族以外は、いわば社畜。

財閥も含めて、そうだ。

ふんぞりかえっている理事も、実は社畜に過ぎない。

ソウル市統計庁によると、「今の職を失うか、または変えなければならないと言う不安を感じる」と

回答した市民は61.4%、中でも「非常に不安を感じる」が19.9%だった、と言う聯合ニュース

(12.3.18)は報じている。

韓流の現代ドラマを見ていたら、財閥の御曹司は優しく、貧しい家庭の娘との恋に落ち…

これほど荒んだ職場環境、誰が連想するだろうか。

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【嫌韓】悪韓論 21 どんな汚い術を使おうと勝てばいい

就職情報会社ジョブコリアが発表した就職人気企業ランキングで、

「サムスン電子が30.1%の支持を得て1位となった。

調査を始めた04年から9年連続の首位。

2位ポスコ15.0%で、現代自動車4.3%、KB国民銀行4.1%、CJ第一製糖3.6%の順だった」(連合ニュース12.7.18)

そうした人気企業グループを率いるサムスン財閥のオーナーは、

脱税横領で有罪判決を受けた(李明博大統領が即日、特別赦免措置をした)。

そして、その中核企業であるサムスン電子は、下請けいじめに対する公取委の調査を何度も受け、

ときには物理的に妨害した。

あるいは談合しても最初に自首してライバルに打撃を与えてきた

(最初の自首企業は課徴金が免除される)。

これは、韓国人なら誰でも知っていることだ。

右の記事は、米連邦地裁でサムスンのアップル特許侵害が認定され

10億5000万ドルの賠償支払いが命じられた日(12年8月24日)より前のことだが、

外国の新聞、サイトに目を通す韓国人なら、サムスン電子がアップルを始め様々なグローバル企業から

「コピーキャット」つまり泥棒猫と手厳しく攻撃されていることをも知っていたはずだ。

もっとも韓国の国内報道は、ほぼ一貫して「双方が訴えている」と言うトーンで続いているが…。

こんな企業がなぜ、「就職したい企業一位」になるのか。

就職人気ランキングに影響与える要因(複数回答)は「

給料」44.3%、

「企業代表の対外的なイメージ」40.5%、

「企業固有のイメージ」27.8%、

「福祉制度と勤務環境」28.1%、

「企業文化」19.2%の順だった(同前)。

給料がトップに上がるのは理解できるが、脱税横領で有罪判決を受けた企業代表の対外的イメージが

「良い」と言うのなら、韓国の大学生の正義倫理観とはどういうものなのだろう。

サムスン電子は学生にとっての「就職したい企業一位」であるばかりではない。

「韓国能率協会コンサルティングが産業界の幹部5520人と証券会社のアナリスト230人、

一般消費者4560人など計10,310人に尋ねた結果…

サムスン電子が9年連続で「韓国で最も尊敬される企業」に選ばれた。

ポスコが2位、柳韓キンバリーが3位だった」(中央日報12.2.21)訂正する。

「韓国の大学生」ではなく「韓国人全体」の正義倫理観を疑問視しなくてはならない。

台湾の鴻海科技集団の郭泰明会長も「日本人は決して後ろから刺したりしない。

しかし高麗棒子は違う」と述べている。

高麗棒子は韓国人に対する中国語の蔑称だ。

「独断と偏見」との批判を浴びるだろうが、韓国人にとって重要なのは、

どんなに汚い術を使おうと勝ち上がることだ。

そして、絶対の王者として君臨してしまえば「尊敬」の対象になる。

その下に馳せ参じようとする人々で溢れるのだ。

わかりやすい例をあげれば、すっ転んでも金メダルのキムヨナだ。

外国のアイスショーからお呼びがかからないが、たちまち100億ウォンの長者になった。

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